横浜市鶴見区(神奈川県)の空き家率

横浜市鶴見区の空き家率(2023年)

9.2%

空き家 14,750戸 / 総住宅数 160,470戸

全国平均より 4.6pt 低い
横浜市 18区中 9位(高い順)

神奈川県横浜市鶴見区の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で9.2%です。 空き家数は14,750戸、総住宅数は160,470戸です。

横浜市鶴見区の空き家データ

空き家率
9.2%
空き家数
14,750戸
総住宅数
160,470戸
全国平均(13.8%)との差
-4.6ポイント
横浜市の空き家率(8.7%)との差
+0.5ポイント
横浜市内の順位(高い順)
9位 / 18区
全国の行政区での順位(高い順)
137位 / 175区
神奈川県の空き家率(9.8%)との差
-0.6ポイント

空き家の内訳

総務省の区分による横浜市鶴見区の空き家14,750戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
4,190戸
賃貸用の空き家
9,600戸
売却用の空き家
840戸
二次的住宅(別荘等)
120戸

横浜市鶴見区の空き家14,750戸のうち9,600戸、全体の65.1%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。売りにも貸しにも出ていない住宅は空き家の28.4%で、内訳のなかでは控えめな比重です。放置型の比重は全国の平均像より軽く、市場に出ている住宅の割合が高めです。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の70.8%で、統計上の空き家と放置された住宅は大きく異なります。総住宅数は160,470戸で、空き家率1ポイントは1,605戸に相当します。率の小さな差が数千戸の違いになります。

横浜市鶴見区の売りにも貸しにも出ていない空き家4,190戸は、何戸が一戸建てですか

横浜市鶴見区の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)4,190戸のうち、一戸建ては1,070戸(25.5%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは550戸(51.4%)です。賃貸用の空き家9,600戸のうち、長屋建・共同住宅等は9,490戸(98.9%)です。

その他の空き家のうち一戸建
1,070戸(25.5%)
そのうち腐朽・破損あり
550戸(51.4%)
賃貸用の空き家のうち長屋建・共同住宅等
9,490戸(98.9%)

建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損がある空き家

横浜市鶴見区の空き家14,750戸のうち、腐朽・破損があるものは2,590戸で、空き家全体の17.6%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
2,590戸
空き家数に占める割合
17.6%

17.6%が傷んだ状態で、修繕の要否を分ける段階に入った住宅が目立ちます。傷んだ空き家は実数で2,590戸あり、全国的に見ても大きな老朽ストックです。人口が増える見通しの地域では、傷んだ住宅も建て替えや売却で入れ替わる余地が残ります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

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横浜市鶴見区の空き家率の推移(2008〜2023年)

横浜市鶴見区の空き家率は2008年の9.7%から 2023年には9.2%へ、 15年間で−0.5ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、神奈川県全体は−0.7ポイント動いています。

2013年の12.0%がこの期間の最高で、その後は下がっています。増え続けているタイプではありません。2008年と比べた変化は−0.5ポイントで、水準は当時とあまり変わっていません。2008年時点では9.7%と、低い部類にありました。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。いまの9.2%なら、住み替えや建て替えに伴う空きの範囲で説明がつきます。

5% 7.5% 10% 12.5% 15% 2008201320182023
横浜市鶴見区 神奈川県平均 全国平均
調査年空き家率空き家数総住宅数前回調査比全国平均との差
2008年 9.7% 12,630戸 130,650戸 — −3.4ポイント
2013年 12.0% 17,050戸 142,120戸 +2.3ポイント −1.5ポイント
2018年 10.7% 16,280戸 151,690戸 −1.3ポイント −2.9ポイント
2023年 9.2% 14,750戸 160,470戸 −1.5ポイント −4.6ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

横浜市鶴見区の人口の見通し

横浜市鶴見区の人口は、2026年の297,274人から2050年には304,106人(2026年比 +2.3%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

横浜市鶴見区の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

横浜市・全国の行政区のなかでの位置づけ

横浜市鶴見区の空き家率は9.2%で、横浜市全体の8.7%より 0.5ポイント高くなっています。 横浜市の18区のなかでは、空き家率が高い順で9位です。 横浜市で空き家率が最も高いのは横浜市中区(11.7%)、最も低いのは横浜市泉区(4.1%)です。

全国の政令指定都市にある175の行政区を空き家率が高い順に並べると137位(高いほうから約78%の位置)で、低い順では39位にあたります。 全国平均の13.8%とは4.6ポイント、神奈川県全体の9.8%とは0.6ポイントの差です。 空き家率には賃貸用の空室も含まれるため、集合住宅が多い区ほど高く出やすい点に注意してください。

低いほうから2割以内に入り、全国的には空き家の少ない地域です。市内の区のなかでは下位半分で、突出した水準ではありません。全国平均を4.6ポイント下回り、住宅が余っている地域とは言いにくい水準です。神奈川県は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。1割前後の空き家率は、住み替えや建て替えに伴う自然な空きの範囲に収まります。人口は2050年に向けて増える見通し(2026年比+2.3%)で、住宅を必要とする世帯が減る地域とは前提が異なります。

全国有数の住宅数を抱える地域として、空き家の絶対量は小さな自治体と比べものになりません。14,750戸という空き家は全国でも上位の量で、需給の緩さがそのまま条件に響きます。70.8%が市場に出ており、空き家の多さがそのまま放置の多さを意味しない地域です。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ新潟県新潟市江南区(9.2%)は複数の区分が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。いったんピークを打った地域では、除却や再利用が進んだかどうかが次の焦点になります。

横浜市鶴見区で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。

相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。

募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。人口が増える見通しであることは、貸す・売るのどちらにとっても有利に働きます。全国有数の住宅数を抱える地域では、条件の近い物件がいくつも並びます。流通の活発な地域では、同じような物件が並ぶぶん、条件の差が結果に直結します。放置型が少数派の地域なら、周囲に似た事情の家はそれほど多くありません。

空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・神奈川県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。

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