開成町の空き家率(2023年)
8.4%
空き家 680戸 / 総住宅数 8,080戸
神奈川県開成町の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で8.4%です。 空き家数は680戸、総住宅数は8,080戸です。
総務省の区分による開成町の空き家680戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
開成町の空き家680戸の内訳では「その他の空き家」が400戸(58.8%)で最も多く、半分前後を占めています。売り出しにも貸し出しにも出ていない住宅が中心で、空き家率の高さがそのまま流通している住宅の多さを表しているわけではありません。空き家の32.4%が賃貸用の空室で、入居者を募集している住宅が一定数あります。「その他の空き家」の割合は全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。売却用は7.4%で、比較的多く、住宅が市場に出やすい地域と読めます。総住宅数は8,080戸で、空き家率1ポイントは81戸に相当します。わずかな戸数の増減でも率が振れやすい規模です。
開成町の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)400戸のうち、一戸建ては260戸(65.0%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは60戸(23.1%)です。賃貸用の空き家220戸のうち、長屋建・共同住宅等は200戸(90.9%)です。
建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
開成町の空き家680戸のうち、腐朽・破損があるものは70戸で、空き家全体の10.3%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
傷みが出ている住宅は10.3%です。傷んだ空き家は実数で70戸あり、個別に把握できる範囲です。総住宅数に対しては0.9%が傷んだ空き家にあたり、住宅全体から見ればごく一部にとどまります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
開成町の空き家率は2008年の8.4%から 2023年には8.4%へ、 15年間で±0.0ポイント変化しました。直近の調査ではほぼ横ばいです。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、神奈川県全体は−0.7ポイント動いています。
2013年をいちばん低い時点として、下がってから上がる形で推移しており、単純な右肩上がりではありません。出発点の8.4%は全国的にも低く、当時は空き家がほとんど問題にならない水準でした。最初の5年間(2008年→2013年)の動きは−2.8ポイントで、残りの期間で+2.8ポイント動きました。「その他の空き家」の比重が高いだけに、率の上昇は放置される住宅の増加と結びつきやすくなります。現在の水準は全国的に見ても低く、空き家がまちの課題として前面に出る段階ではありません。
| 調査年 | 空き家率 | 空き家数 | 総住宅数 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2008年 | 8.4% | 510戸 | 6,040戸 | — | −4.7ポイント |
| 2013年 | 5.6% | 360戸 | 6,410戸 | −2.8ポイント | −7.9ポイント |
| 2018年 | 8.4% | 620戸 | 7,420戸 | +2.8ポイント | −5.2ポイント |
| 2023年 | 8.4% | 680戸 | 8,080戸 | ±0.0ポイント | −5.4ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
開成町の人口は、2026年の18,539人から2050年には18,790人(2026年比 +1.4%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
開成町の空き家率は8.4%で、全国平均の13.8%より 5.4ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると975位(高いほうから約92%の位置)で、低い順では85位にあたります。
神奈川県内では、27市区町村のうち空き家率が高い順で22位です。 神奈川県全体の空き家率は9.8%で、開成町はこれより1.4ポイント低くなっています。 神奈川県で空き家率が最も高いのは湯河原町(34.1%)、最も低いのは伊勢原市(7.0%)です。
全国1,059市区町村のうち低いほうから1割以内という少なさです。神奈川県内では低いほうから3分の1に入ります。全国平均を5.4ポイント下回っており、空き家の少なさは全国的にも際立ちます。8.4%という空き家率は、住宅が足りている状態に近いといえます。住宅12戸のうち1戸が空き家という割合にあたります。人口は2050年に向けて増える見通し(2026年比+1.4%)で、住宅を必要とする世帯が減る地域とは前提が異なります。
母数が小さい自治体なので、順位の上下だけで判断せず戸数もあわせて見てください。680戸という空き家の実数は、一つひとつの家の事情が見える規模です。行き先の決まっていない住宅は400戸で、動かす対象としてはまだ見通しの立つ量です。使い道が決まらない住宅が半分前後ある地域では、早めに方針を決めた家から順に買い手・借り手が付いていく形になりがちです。空き家率がほぼ同じ北海道石狩市(8.4%)も「その他の空き家」が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。上下を繰り返してきた地域では、単年の数字より長い期間の傾向で見たほうが実態に近くなります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。
相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。
使い道が決まらない住宅が多い地域では、先に方針を決めた家ほど選択肢が残ります。人口が増える見通しであることは、貸す・売るのどちらにとっても有利に働きます。空き家率が低い地域なので、条件が整えば動きは早いほうです。小さな自治体では、買い手・借り手の数そのものが限られます。傷みのある住宅が少ないぶん、状態のよさは当たり前とみなされやすくなります。
空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ
| したいこと | 窓口 | 特徴 |
|---|---|---|
| 売る | idea株式会社 査定額を聞く | 空き家・相続した家の売却査定が無料。回答は最短翌日。東京・神奈川・千葉・埼玉の物件が対象対象は東京・神奈川・千葉・埼玉の物件です。開いた画面の「査定フォームへ進む」から申し込めます(入力は物件種別・所在地・面積・氏名・電話・メールで、約3分)。売却を強くおすすめする営業は行わないとしています |
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出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・神奈川県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。