新潟市江南区の空き家率(2023年)
9.2%
空き家 2,630戸 / 総住宅数 28,530戸
新潟県新潟市江南区の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で9.2%です。 空き家数は2,630戸、総住宅数は28,530戸です。
総務省の区分による新潟市江南区の空き家2,630戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
新潟市江南区の空き家2,630戸は、その他の空き家1,250戸・賃貸用1,210戸・売却用140戸と、特定の区分に大きく偏らない構成です。放置されている住宅と市場に出ている住宅が、同じくらいの規模で並んでいます。保養目的の住宅は1.1%で、無視できる範囲です。売却用は5.3%で、比較的多く、住宅が市場に出やすい地域と読めます。売りにも貸しにも出ていない住宅は空き家の47.5%で、内訳のおおむね半分を占めます。空き家率が1割前後の地域では、内訳の偏りより戸数の少なさのほうが効いてきます。
新潟市江南区の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)1,250戸のうち、一戸建ては1,220戸(97.6%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは440戸(36.1%)です。賃貸用の空き家1,210戸のうち、長屋建・共同住宅等は1,120戸(92.6%)です。
建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
新潟市江南区の空き家2,630戸のうち、腐朽・破損があるものは730戸で、空き家全体の27.8%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
空き家の27.8%に傷みがあり、老朽化の進み方が課題になります。区分が分散しているため、傷みの有無は建物の築年数や管理の状況によって分かれます。減り方が中位にとどまる見通しであれば、修繕して使い続ける選択肢もまだ現実的です。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
新潟市江南区の空き家率は2008年の8.2%から 2023年には9.2%へ、 15年間で+1.0ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、新潟県全体は+3.2ポイント動いています。
2018年をいちばん低い時点として、下がってから上がる形で推移しており、単純な右肩上がりではありません。出発点の8.2%は全国的にも低く、当時は空き家がほとんど問題にならない水準でした。新潟県全体(+3.2ポイント)と比べると、変化は2ポイント以上小さいほうへ振れました。区分が分散しているため、率が動いた要因も一つには絞れません。いまの9.2%なら、住み替えや建て替えに伴う空きの範囲で説明がつきます。
| 調査年 | 空き家率 | 空き家数 | 総住宅数 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2008年 | 8.2% | 1,920戸 | 23,550戸 | — | −4.9ポイント |
| 2013年 | 7.5% | 1,850戸 | 24,590戸 | −0.7ポイント | −6.0ポイント |
| 2018年 | 7.4% | 1,910戸 | 25,810戸 | −0.1ポイント | −6.2ポイント |
| 2023年 | 9.2% | 2,630戸 | 28,530戸 | +1.8ポイント | −4.6ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
新潟市江南区の人口は、2026年の67,281人から2050年には56,849人(2026年比 −15.5%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
新潟市江南区の空き家率は9.2%で、新潟市全体の13.1%より 3.9ポイント低くなっています。 新潟市の8区のなかでは、空き家率が高い順で8位です。 新潟市で空き家率が最も高いのは新潟市中央区(16.4%)、最も低いのは新潟市江南区(9.2%)です。
全国の政令指定都市にある175の行政区を空き家率が高い順に並べると136位(高いほうから約78%の位置)で、低い順では40位にあたります。 全国平均の13.8%とは4.6ポイント、新潟県全体の15.3%とは6.1ポイントの差です。 空き家率には賃貸用の空室も含まれるため、集合住宅が多い区ほど高く出やすい点に注意してください。
低いほうから2割以内に入り、全国的には空き家の少ない地域です。新潟市の8区のなかでは最も低い区です。新潟県全体(15.3%)と比べても6.1ポイント低く、同じ都道府県のなかでは低い側の代表格です。全国平均を4.6ポイント下回り、住宅が余っている地域とは言いにくい水準です。1割前後の空き家率は、住み替えや建て替えに伴う自然な空きの範囲に収まります。2050年の推計人口は2026年比−15.5%にとどまる見通しです。
27.8%が老朽化しているもとでは、解体を含めた検討が現実的な選択肢になります。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。2,630戸規模になると、空き家は個別の事情というより地域の傾向として現れます。内訳が分散している地域では、空き家率の水準そのものより、自分の家がどの区分に入るかを見たほうが判断の材料になります。空き家率がほぼ同じ埼玉県さいたま市岩槻区(9.2%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。上下を繰り返してきた地域では、単年の数字より長い期間の傾向で見たほうが実態に近くなります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。
相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。
区分が分散している地域では、一般論よりも自分の家の状態に合わせた判断が要ります。老朽化した住宅が多い地域では、建物を残す前提を一度外して考えたほうが選択肢は広がります。需給が大きく崩れていない地域では、価格の付け方次第で結果が変わります。減り方が中位にとどまる見通しなら、急いで手放す必要性は高くありません。この規模の自治体では、同じ条件の物件と比較されることを前提にしたほうが現実的です。
空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ
| したいこと | 窓口 | 特徴 |
|---|---|---|
| 売る | ラクウル 新潟市江南区の家の買取額を聞く | 建て替えができない土地でも相談でき、再建築不可物件・旧耐震・築古物件も買取の対象に挙げている。無料の調査のうえ買取査定金額を出してもらえる家の売却を考えている方が対象。開いた画面の上にある「メール相談」から申し込めます(入力は名前・電話・メール・物件の種別・都道府県・市区町村の6つ)。申込後に電話かメールで物件確認があります |
| 壊して土地で売る | 解体工事比較ナビ 解体費用を比べる | 条件に合う業者3〜4社に絞って見積もり入力は名前・電話番号・住所の3つ。紹介された業者が現地を見て見積もります(立ち会い無しも希望できます)。費用はかかりません。徳島県・高知県は対象外です。 |
| 片付ける | 不用品回収比較センター 処分費を比較 | 最大5社から見積り・会員登録不要・業者との連絡はメール完結会員登録は不要です。不用品回収のほか、空き家の片付け・遺品整理・生前整理・ゴミ屋敷清掃も選べます。 |
| どうするか決める | 空き家の窓口 解決プランを聞く | 売却・買取も活用・賃貸もまとめて提案、査定・相談はすべて無料、遠方の空き家も相談できる現地に行けない遠方の空き家・実家の相談も受け付けています。 |
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・新潟県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。