大阪市都島区の空き家率(2023年)
17.0%
空き家 12,150戸 / 総住宅数 71,540戸
大阪府大阪市都島区の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で17.0%です。 空き家数は12,150戸、総住宅数は71,540戸です。
総務省の区分による大阪市都島区の空き家12,150戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
大阪市都島区の空き家12,150戸のうち8,250戸、全体の67.9%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。売りにも貸しにも出ていない住宅は空き家の24.8%で、内訳の主役はほかの区分です。全国の内訳(その他の空き家42.8%)と比べると、放置型の比重はかなり小さい構成です。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の74.7%で、統計上の空き家と放置された住宅は大きく異なります。総住宅数は71,540戸で、空き家率1ポイントは715戸に相当します。同じ率でも戸数の絶対量は大きくなります。
大阪市都島区の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)3,010戸のうち、一戸建ては820戸(27.2%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは160戸(19.5%)です。賃貸用の空き家8,250戸のうち、長屋建・共同住宅等は8,060戸(97.7%)です。
建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
大阪市都島区の空き家12,150戸のうち、腐朽・破損があるものは1,950戸で、空き家全体の16.0%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
16.0%で傷みが確認されています。傷んだ空き家は実数で1,950戸あり、住宅ストックの更新そのものが論点になります。人口の減り方が緩やかな地域では、住宅の状態を保っておく価値は残ります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
大阪市都島区の空き家率は2008年の13.3%から 2023年には17.0%へ、 15年間で+3.7ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、大阪府全体は−0.2ポイント動いています。
2018年の17.4%がこの期間の最高で、その後は下がっています。増え続けているタイプではありません。大阪府全体(−0.2ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。全国平均(+0.7ポイント)をやや上回るペースで水準が上がりました。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。17.0%という水準では、既存住宅の使い方を見直す局面に入っています。
| 調査年 | 空き家率 | 空き家数 | 総住宅数 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2008年 | 13.3% | 7,460戸 | 56,070戸 | — | +0.2ポイント |
| 2013年 | 15.9% | 9,770戸 | 61,270戸 | +2.6ポイント | +2.4ポイント |
| 2018年 | 17.4% | 10,960戸 | 63,040戸 | +1.5ポイント | +3.8ポイント |
| 2023年 | 17.0% | 12,150戸 | 71,540戸 | −0.4ポイント | +3.2ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
大阪市都島区の人口は、2026年の107,746人から2050年には102,198人(2026年比 −5.1%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
大阪市都島区の空き家率は17.0%で、大阪市全体の16.1%より 0.9ポイント高くなっています。 大阪市の24区のなかでは、空き家率が高い順で9位です。 大阪市で空き家率が最も高いのは大阪市西成区(25.9%)、最も低いのは大阪市北区(11.1%)です。
全国の政令指定都市にある175の行政区を空き家率が高い順に並べると18位(高いほうから約10%の位置)で、低い順では158位にあたります。 全国平均の13.8%とは3.2ポイント、大阪府全体の14.2%とは2.8ポイントの差です。 空き家率には賃貸用の空室も含まれるため、集合住宅が多い区ほど高く出やすい点に注意してください。
大阪市都島区の空き家率は、全国175行政区のうち高いほうから1割以内に入ります。9位という順位は、市内では上位半分にあたります。大阪府内で最も高い柏原市(20.8%)とは3.8ポイントの差があります。大阪府全体より2.8ポイント高くなっています。全国平均との差は3.2ポイントあり、平均より多いことがはっきり出ています。2050年の推計人口は2026年比−5.1%で、人口はおおむね保たれる見通しです。
74.7%が市場に出ており、空き家の多さがそのまま放置の多さを意味しない地域です。都市部の住宅ストックでは、集合住宅の空室が率を押し上げる要因になりやすくなります。12,150戸の空き家がある地域では、売り出しても比較対象が多く並びます。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ愛知県名古屋市東区(17.0%)も賃貸用の空室が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。いったんピークを打った地域では、除却や再利用が進んだかどうかが次の焦点になります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。
相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。
募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。行き先未定の住宅が少ない地域では、売る・貸すの判断そのものは比較的つけやすいといえます。人口がおおむね保たれる見通しであることは、貸す・売るのいずれにも追い風です。流通の活発な地域では、同じような物件が並ぶぶん、条件の差が結果に直結します。都市部では、空き家であっても立地次第で需要は残ります。
空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ
| したいこと | 窓口 | 特徴 |
|---|---|---|
| 売る | ラクウル 買取額を聞く | 問い合わせた家を無料で調査し、買取査定金額を出してもらえる家の売却を考えている方が対象。開いた画面の上にある「メール相談」から申し込めます(入力は名前・電話・メール・物件の種別・都道府県・市区町村の6つ)。申込後に電話かメールで物件確認があります |
| 壊して土地で売る | 解体工事比較ナビ 解体費用を比べる | 条件に合う業者3〜4社に絞って見積もり入力は名前・電話番号・住所の3つ。紹介された業者が現地を見て見積もります(立ち会い無しも希望できます)。費用はかかりません。徳島県・高知県は対象外です。 |
| 片付ける | 遺品整理のコンシェルジュ 費用を比べる | 条件に合う業者3社を紹介・一括見積もりは無料・見積もり段階ならキャンセル可 |
| どうするか決める | 空き家の窓口 解決プランを聞く | 売却・買取も活用・賃貸もまとめて提案、査定・相談はすべて無料、遠方の空き家も相談できる現地に行けない遠方の空き家・実家の相談も受け付けています。 |
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・大阪府内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。