行田市の空き家率(2023年)
13.2%
空き家 4,910戸 / 総住宅数 37,080戸
埼玉県行田市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で13.2%です。 空き家数は4,910戸、総住宅数は37,080戸です。
総務省の区分による行田市の空き家4,910戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
行田市の空き家4,910戸の内訳では「その他の空き家」が2,830戸(57.6%)で最も多く、半分前後を占めています。売り出しにも貸し出しにも出ていない住宅が中心で、空き家率の高さがそのまま流通している住宅の多さを表しているわけではありません。空き家の35.8%が賃貸用の空室で、入居者を募集している住宅が一定数あります。全国の平均像よりはっきり放置型に寄った内訳といえます。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の39.3%で、流通していない住宅のほうが多い構成です。総住宅数は37,080戸で、空き家率1ポイントは371戸に相当します。率が1ポイント動けば数百戸規模の増減です。
行田市の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)2,830戸のうち、一戸建ては2,530戸(89.4%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは440戸(17.4%)です。賃貸用の空き家1,760戸のうち、長屋建・共同住宅等は1,530戸(86.9%)です。
建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
行田市の空き家4,910戸のうち、腐朽・破損があるものは620戸で、空き家全体の12.6%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
12.6%という水準は、全国の真ん中あたりにあたります。これだけの人口減が前提では、修繕して使い続ける前に需要の有無を確かめる必要があります。行き先の決まっていない住宅が半分前後ある以上、放置される期間が延びれば傷んだ住宅は増えていきます。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
行田市の空き家率は2008年の12.7%から 2023年には13.2%へ、 15年間で+0.5ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、埼玉県全体は−1.3ポイント動いています。
2018年の13.5%がこの期間の最高で、その後は下がっています。増え続けているタイプではありません。県全体の動きをやや上回るペースでした。5年ごとの動きで最も大きかった上昇は1.1ポイントで、変化は比較的なだらかでした。「その他の空き家」の比重が高いだけに、率の上昇は放置される住宅の増加と結びつきやすくなります。13.2%はほぼ全国平均並みで、次の調査で節目を超えるかが焦点です。
| 調査年 | 空き家率 | 空き家数 | 総住宅数 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2008年 | 12.7% | 4,380戸 | 34,560戸 | — | −0.4ポイント |
| 2013年 | 12.4% | 4,370戸 | 35,220戸 | −0.3ポイント | −1.1ポイント |
| 2018年 | 13.5% | 4,930戸 | 36,410戸 | +1.1ポイント | −0.1ポイント |
| 2023年 | 13.2% | 4,910戸 | 37,080戸 | −0.3ポイント | −0.6ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
行田市の人口は、2026年の77,396人から2050年には49,980人(2026年比 −35.4%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
行田市の空き家率は13.2%で、全国平均の13.8%より 0.6ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると636位(高いほうから約60%の位置)で、低い順では424位にあたります。
埼玉県内では、53市区町村のうち空き家率が高い順で8位です。 埼玉県全体の空き家率は9.3%で、行田市はこれより3.9ポイント高くなっています。 埼玉県で空き家率が最も高いのは秩父市(20.2%)、最も低いのは志木市(5.2%)です。
低いほうから見れば約40%の位置で、平均をやや下回ります。埼玉県の市区町村のなかでも指折りの高さです。埼玉県は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。埼玉県全体より3.9ポイント高くなっています。埼玉県内で最も高い秩父市(20.2%)とは7.0ポイントの開きです。2050年の推計人口は2026年比−35.4%で、住宅の需要は明確に細っていきます。
全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。傷みのある住宅が一定数あるため、状態を保っているかどうかが比較の分かれ目になります。37,080戸の住宅を抱える規模では、率の1ポイントが371戸の重みを持ちます。使い道が決まらない住宅が半分前後ある地域では、早めに方針を決めた家から順に買い手・借り手が付いていく形になりがちです。空き家率がほぼ同じ熊本県熊本市(13.2%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。いったんピークを打った地域では、除却や再利用が進んだかどうかが次の焦点になります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。
相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。
使い道が決まらない住宅が多い地域では、先に方針を決めた家ほど選択肢が残ります。これだけの減少が前提なら、早めに方針を固めたほうが選択肢は広く残ります。一定数は傷んだ住宅があるため、点検して状態を示せると有利です。37,080戸の住宅がある地域では、価格や条件の差が結果を左右します。市場に出ている住宅が半分に満たない地域では、動かせる家とそうでない家の差が出ます。
空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ
| したいこと | 窓口 | 特徴 |
|---|---|---|
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| 壊して土地で売る | 解体工事比較ナビ 解体費用を比べる | 条件に合う業者3〜4社に絞って見積もり入力は名前・電話番号・住所の3つ。紹介された業者が現地を見て見積もります(立ち会い無しも希望できます)。費用はかかりません。徳島県・高知県は対象外です。 |
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出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・埼玉県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。