滑川町(埼玉県)の空き家率

滑川町の空き家率(2023年)

10.9%

空き家 990戸 / 総住宅数 9,110戸

全国平均より 2.9pt 低い
全国 816位 / 1,059市区町村(高い順)

埼玉県滑川町の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で10.9%です。 空き家数は990戸、総住宅数は9,110戸です。

滑川町の空き家データ

空き家率
10.9%
空き家数
990戸
総住宅数
9,110戸
全国平均(13.8%)との差
-2.9ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
816位 / 1,059市区町村
埼玉県内の順位(高い順)
20位 / 53市区町村
埼玉県の空き家率(9.3%)との差
+1.6ポイント

空き家の内訳

総務省の区分による滑川町の空き家990戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
690戸
賃貸用の空き家
240戸
売却用の空き家
30戸
二次的住宅(別荘等)
30戸

滑川町の空き家990戸のうち690戸、全体の69.7%は、賃貸にも売却にも出されていない「その他の空き家」です。相続や転居のあとに手つかずで残った住宅がこの区分の中心で、市場に出ている物件よりも、持ち主が使い道を決めかねている住宅の比重が大きい構成といえます。空き家の24.2%が賃貸用の空室で、賃貸の需給も数字に混じります。「その他の空き家」の割合は全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。売りにも貸しにも出ていない住宅は、地区ごとに数えられる規模です。総住宅数は9,110戸で、空き家率1ポイントは91戸に相当します。わずかな戸数の増減でも率が振れやすい規模です。

滑川町の売りにも貸しにも出ていない空き家690戸は、何戸が一戸建てですか

滑川町の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)690戸のうち、一戸建ては570戸(82.6%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは210戸(36.8%)です。賃貸用の空き家240戸のうち、長屋建・共同住宅等は240戸(100.0%)です。

その他の空き家のうち一戸建
570戸(82.6%)
そのうち腐朽・破損あり
210戸(36.8%)
賃貸用の空き家のうち長屋建・共同住宅等
240戸(100.0%)

建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損がある空き家

滑川町の空き家990戸のうち、腐朽・破損があるものは240戸で、空き家全体の24.2%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
240戸
空き家数に占める割合
24.2%

24.2%で腐朽・破損が確認され、傷んだ住宅がまとまった塊になっています。傷んだ空き家は実数で240戸あり、個別に把握できる範囲です。人口が増える見通しの地域では、傷んだ住宅も建て替えや売却で入れ替わる余地が残ります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

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滑川町の空き家率の推移(2008〜2023年)

滑川町の空き家率は2008年の12.4%から 2023年には10.9%へ、 15年間で−1.5ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、埼玉県全体は−1.3ポイント動いています。

2013年をいちばん低い時点として、下がってから上がる形で推移しており、単純な右肩上がりではありません。2008年と比べた変化は−1.5ポイントで、当時より水準は下がっています。最初の5年間(2008年→2013年)の動きは−6.6ポイントで、残りの期間で+5.1ポイント動きました。内訳では行き先未定の住宅が中心のため、上昇分はそのまま管理されない住宅の増加につながりやすい構成です。いまの10.9%なら、住み替えや建て替えに伴う空きの範囲で説明がつきます。

5% 7.5% 10% 12.5% 15% 2008201320182023
滑川町 埼玉県平均 全国平均
調査年空き家率空き家数総住宅数前回調査比全国平均との差
2008年 12.4% 810戸 6,550戸 — −0.7ポイント
2013年 5.8% 420戸 7,220戸 −6.6ポイント −7.7ポイント
2018年 9.6% 780戸 8,110戸 +3.8ポイント −4.0ポイント
2023年 10.9% 990戸 9,110戸 +1.3ポイント −2.9ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

滑川町の人口の見通し

滑川町の人口は、2026年の19,771人から2050年には21,904人(2026年比 +10.8%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

滑川町の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・埼玉県内での位置づけ

滑川町の空き家率は10.9%で、全国平均の13.8%より 2.9ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると816位(高いほうから約77%の位置)で、低い順では244位にあたります。

埼玉県内では、53市区町村のうち空き家率が高い順で20位です。 埼玉県全体の空き家率は9.3%で、滑川町はこれより1.6ポイント高くなっています。 埼玉県で空き家率が最も高いのは秩父市(20.2%)、最も低いのは志木市(5.2%)です。

下位3分の1にあたり、空き家率としては低めです。埼玉県内では20位で、上位半分に位置します。埼玉県は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。1割前後の空き家率は、住み替えや建て替えに伴う自然な空きの範囲に収まります。おおよそ住宅9戸に1戸が空き家という計算になります。人口は2050年に向けて増える見通し(2026年比+10.8%)で、住宅を必要とする世帯が減る地域とは前提が異なります。

母数が小さい自治体なので、順位の上下だけで判断せず戸数もあわせて見てください。990戸という空き家の実数は、一つひとつの家の事情が見える規模です。行き先の決まっていない住宅は690戸で、動かす対象としてはまだ見通しの立つ量です。行き先の決まっていない住宅が中心の地域では、売る・貸す・解体するのいずれを選ぶにしても、判断を先送りするほど選べる幅は狭まりやすくなります。空き家率がほぼ同じ滋賀県大津市(10.9%)は「その他の空き家」が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。上下を繰り返してきた地域では、単年の数字より長い期間の傾向で見たほうが実態に近くなります。

滑川町で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。

相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。

行き先未定の住宅が多い地域では、同じ状態の家が周囲にも並びます。動くかどうかは状態と価格の差で決まります。人口が増える見通しであることは、貸す・売るのどちらにとっても有利に働きます。小さな自治体では、買い手・借り手の数そのものが限られます。行き先未定がほかの区分を大きく上回る環境では、買い手・借り手の側に強い選択権があります。傷んだ住宅の比重が高い地域では、解体して土地として扱う選択肢も並べて考える場面が増えます。

空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・埼玉県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。

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