深谷市(埼玉県)の空き家率

深谷市の空き家率(2023年)

11.6%

空き家 7,430戸 / 総住宅数 63,910戸

全国平均より 2.2pt 低い
全国 766位 / 1,059市区町村(高い順)

埼玉県深谷市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で11.6%です。 空き家数は7,430戸、総住宅数は63,910戸です。

深谷市の空き家データ

空き家率
11.6%
空き家数
7,430戸
総住宅数
63,910戸
全国平均(13.8%)との差
-2.2ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
766位 / 1,059市区町村
埼玉県内の順位(高い順)
14位 / 53市区町村
埼玉県の空き家率(9.3%)との差
+2.3ポイント

空き家の内訳

総務省の区分による深谷市の空き家7,430戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
4,140戸
賃貸用の空き家
3,080戸
売却用の空き家
70戸
二次的住宅(別荘等)
150戸

深谷市の空き家7,430戸の内訳では「その他の空き家」が4,140戸(55.7%)で最も多く、半分前後を占めています。売り出しにも貸し出しにも出ていない住宅が中心で、空き家率の高さがそのまま流通している住宅の多さを表しているわけではありません。全国の平均像よりはっきり放置型に寄った内訳といえます。売却用は0.9%で、売り物件として出ている住宅は統計上ほとんどありません。空き家の41.5%が賃貸用の空室で、賃貸の需給が数字に反映されています。総住宅数は63,910戸で、空き家率1ポイントは639戸に相当します。同じ率でも戸数の絶対量は大きくなります。

深谷市の売りにも貸しにも出ていない空き家4,140戸は、何戸が一戸建てですか

深谷市の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)4,140戸のうち、一戸建ては3,340戸(80.7%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは910戸(27.2%)です。賃貸用の空き家3,080戸のうち、長屋建・共同住宅等は2,620戸(85.1%)です。

その他の空き家のうち一戸建
3,340戸(80.7%)
そのうち腐朽・破損あり
910戸(27.2%)
賃貸用の空き家のうち長屋建・共同住宅等
2,620戸(85.1%)

建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損がある空き家

深谷市の空き家7,430戸のうち、腐朽・破損があるものは1,290戸で、空き家全体の17.4%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
1,290戸
空き家数に占める割合
17.4%

17.4%が傷んだ状態で、修繕の要否を分ける段階に入った住宅が目立ちます。行き先の決まっていない住宅が半分前後ある以上、放置される期間が延びれば傷んだ住宅は増えていきます。傷んだ空き家は実数で1,290戸あり、面的な対策が前提になります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

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深谷市の空き家率の推移(2008〜2023年)

深谷市の空き家率は2008年の9.1%から 2023年には11.6%へ、 15年間で+2.5ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、埼玉県全体は−1.3ポイント動いています。

2013年の13.8%がこの期間の最高で、その後は下がっています。増え続けているタイプではありません。埼玉県全体(−1.3ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。出発点の9.1%は全国的にも低く、当時は空き家がほとんど問題にならない水準でした。「その他の空き家」の比重が高いだけに、率の上昇は放置される住宅の増加と結びつきやすくなります。全国平均をやや下回る位置まで来ており、次の一段の上昇には注意が要ります。

5% 7.5% 10% 12.5% 15% 2008201320182023
深谷市 埼玉県平均 全国平均
調査年空き家率空き家数総住宅数前回調査比全国平均との差
2008年 9.1% 4,870戸 53,760戸 — −4.0ポイント
2013年 13.8% 8,320戸 60,460戸 +4.7ポイント +0.3ポイント
2018年 13.7% 8,580戸 62,720戸 −0.1ポイント +0.1ポイント
2023年 11.6% 7,430戸 63,910戸 −2.1ポイント −2.2ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

深谷市の人口の見通し

深谷市の人口は、2026年の140,211人から2050年には108,952人(2026年比 −22.3%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

深谷市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・埼玉県内での位置づけ

深谷市の空き家率は11.6%で、全国平均の13.8%より 2.2ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると766位(高いほうから約72%の位置)で、低い順では294位にあたります。

埼玉県内では、53市区町村のうち空き家率が高い順で14位です。 埼玉県全体の空き家率は9.3%で、深谷市はこれより2.3ポイント高くなっています。 埼玉県で空き家率が最も高いのは秩父市(20.2%)、最も低いのは志木市(5.2%)です。

下位3分の1にあたり、空き家率としては低めです。埼玉県内では上位3分の1に入ります。埼玉県は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。平均より2.2ポイント低い位置で、全国の標準よりは落ち着いています。全国平均をやや下回る水準で、極端な余剰ではありません。2050年の推計人口は2026年比−22.3%です。世帯数が減るぶんだけ、いま埋まっている住宅にも空きが出る余地が広がります。

都市部の住宅ストックでは、集合住宅の空室が率を押し上げる要因になりやすくなります。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。4,140戸という滞留は、地域の住宅市場の吸収力を超えかねない量です。使い道が決まらない住宅が半分前後ある地域では、早めに方針を決めた家から順に買い手・借り手が付いていく形になりがちです。空き家率がほぼ同じ愛知県蟹江町(11.6%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。いったんピークを打った地域では、除却や再利用が進んだかどうかが次の焦点になります。

深谷市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。

相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。

使い道が決まらない住宅が多い地域では、先に方針を決めた家ほど選択肢が残ります。都市部では、空き家であっても立地次第で需要は残ります。全国平均をやや下回る地域では、周辺の相場を見ながら条件を決めることになります。市場に出ている住宅が半分に満たない地域では、動かせる家とそうでない家の差が出ます。過半が行き先未定の地域では、同じ悩みを抱えた家が周囲にも多くあります。

空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・埼玉県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。

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