京都市下京区の空き家率(2023年)
15.7%
空き家 9,040戸 / 総住宅数 57,590戸
京都府京都市下京区の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で15.7%です。 空き家数は9,040戸、総住宅数は57,590戸です。
総務省の区分による京都市下京区の空き家9,040戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
京都市下京区の空き家9,040戸は、その他の空き家4,460戸・賃貸用4,030戸・売却用240戸と、特定の区分に大きく偏らない構成です。放置されている住宅と市場に出ている住宅が、同じくらいの規模で並んでいます。売りにも貸しにも出ていない住宅は空き家の49.3%で、内訳のおおむね半分を占めます。その他の空き家は、面での取り組みが前提になる量です。募集中の賃貸空室について見ると、借り手の選択肢はかなり多くなります。空き家の戸数としては、住宅ストック全体に影響する規模です。
京都市下京区の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)4,460戸のうち、一戸建ては1,820戸(40.8%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは700戸(38.5%)です。賃貸用の空き家4,030戸のうち、長屋建・共同住宅等は3,930戸(97.5%)です。
建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
京都市下京区の空き家9,040戸のうち、腐朽・破損があるものは1,730戸で、空き家全体の19.1%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
19.1%が傷んだ状態で、修繕の要否を分ける段階に入った住宅が目立ちます。人口が増える見通しの地域では、傷んだ住宅も建て替えや売却で入れ替わる余地が残ります。傷んだ空き家は実数で1,730戸あり、住宅ストックの更新そのものが論点になります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
京都市下京区の空き家率は2008年の16.0%から 2023年には15.7%へ、 15年間で−0.3ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、京都府全体は±0.0ポイント動いています。
2018年をいちばん低い時点として、下がってから上がる形で推移しており、単純な右肩上がりではありません。2008年と比べた変化は−0.3ポイントで、水準は当時とあまり変わっていません。調査開始時点で16.0%あり、最近になって始まった問題ではありません。区分が分散しているため、率が動いた要因も一つには絞れません。平均を上回る水準に入り、空き家の増加が住宅市場に影響し始める段階にあります。
| 調査年 | 空き家率 | 空き家数 | 総住宅数 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2008年 | 16.0% | 7,740戸 | 48,240戸 | — | +2.9ポイント |
| 2013年 | 15.1% | 8,320戸 | 55,280戸 | −0.9ポイント | +1.6ポイント |
| 2018年 | 14.8% | 8,290戸 | 56,010戸 | −0.3ポイント | +1.2ポイント |
| 2023年 | 15.7% | 9,040戸 | 57,590戸 | +0.9ポイント | +1.9ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
京都市下京区の人口は、2026年の77,791人から2050年には80,362人(2026年比 +3.3%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
京都市下京区の空き家率は15.7%で、京都市全体の12.5%より 3.2ポイント高くなっています。 京都市の11区のなかでは、空き家率が高い順で2位です。 京都市で空き家率が最も高いのは京都市東山区(16.4%)、最も低いのは京都市右京区(10.2%)です。
全国の政令指定都市にある175の行政区を空き家率が高い順に並べると27位(高いほうから約15%の位置)で、低い順では149位にあたります。 全国平均の13.8%とは1.9ポイント、京都府全体の13.1%とは2.6ポイントの差です。 空き家率には賃貸用の空室も含まれるため、集合住宅が多い区ほど高く出やすい点に注意してください。
高いほうから2割以内に位置し、全国的にも空き家が多い地域です。市内の区のなかでは上位3分の1です。京都府全体より2.6ポイント高くなっています。京都府は全国的には空き家率の低いほうの都道府県です。京都府内で最も高い宮津市(34.5%)とは18.8ポイントの差があります。人口は2050年に向けて増える見通し(2026年比+3.3%)で、住宅を必要とする世帯が減る地域とは前提が異なります。
9,040戸の空き家がある地域では、売り出しても比較対象が多く並びます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。4,460戸という滞留は、地域の住宅市場の吸収力を超えかねない量です。内訳が分散している地域では、空き家率の水準そのものより、自分の家がどの区分に入るかを見たほうが判断の材料になります。空き家率がほぼ同じ愛知県名古屋市中村区(15.5%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。上下を繰り返してきた地域では、単年の数字より長い期間の傾向で見たほうが実態に近くなります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。
相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。
区分が分散している地域では、一般論よりも自分の家の状態に合わせた判断が要ります。人口が増える見通しであることは、貸す・売るのどちらにとっても有利に働きます。57,590戸の住宅がある地域では、価格や条件の差が結果を左右します。傷んだ住宅が目立つ地域では、リフォームして貸すか現況で売るかの比較が要ります。平均より空き家が多い地域では、待っていても条件がよくなる場面は多くありません。
空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ
| したいこと | 窓口 | 特徴 |
|---|---|---|
| 売る | ラクウル 京都市下京区の家の買取額を聞く | 人が亡くなった家や、火事や事件のあった家でも相談できる。無料の調査のうえ買取査定金額を出してもらえる家の売却を考えている方が対象。開いた画面の上にある「メール相談」から申し込めます(入力は名前・電話・メール・物件の種別・都道府県・市区町村の6つ)。申込後に電話かメールで物件確認があります |
| 壊して土地で売る | 解体工事比較ナビ 解体費用を比べる | 条件に合う業者3〜4社に絞って見積もり入力は名前・電話番号・住所の3つ。紹介された業者が現地を見て見積もります(立ち会い無しも希望できます)。費用はかかりません。徳島県・高知県は対象外です。 |
| 片付ける | 遺品整理のコンシェルジュ 費用を比べる | 条件に合う業者3社を紹介・一括見積もりは無料・見積もり段階ならキャンセル可 |
| どうするか決める | 空き家の窓口 解決プランを聞く | 売却・買取も活用・賃貸もまとめて提案、査定・相談はすべて無料、遠方の空き家も相談できる現地に行けない遠方の空き家・実家の相談も受け付けています。 |
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・京都府内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。