那珂川町(栃木県)の空き家率

那珂川町の空き家率(2023年)

19.0%

空き家 1,210戸 / 総住宅数 6,380戸

全国平均より 5.2pt 高い
全国 253位 / 1,059市区町村(高い順)

栃木県那珂川町の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で19.0%です。 空き家数は1,210戸、総住宅数は6,380戸です。

那珂川町の空き家データ

空き家率
19.0%
空き家数
1,210戸
総住宅数
6,380戸
全国平均(13.8%)との差
+5.2ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
253位 / 1,059市区町村
栃木県内の順位(高い順)
6位 / 21市区町村
栃木県の空き家率(16.9%)との差
+2.1ポイント

空き家の内訳

総務省の区分による那珂川町の空き家1,210戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
680戸
賃貸用の空き家
450戸
売却用の空き家
30戸
二次的住宅(別荘等)
40戸

那珂川町の空き家1,210戸の内訳では「その他の空き家」が680戸(56.2%)で最も多く、半分前後を占めています。売り出しにも貸し出しにも出ていない住宅が中心で、空き家率の高さがそのまま流通している住宅の多さを表しているわけではありません。空き家の37.2%が賃貸用の空室で、入居者を募集している住宅が一定数あります。全国の平均像よりはっきり放置型に寄った内訳といえます。売りにも貸しにも出ていない住宅は、地区ごとに数えられる規模です。総住宅数は6,380戸で、空き家率1ポイントは64戸に相当します。わずかな戸数の増減でも率が振れやすい規模です。

那珂川町の売りにも貸しにも出ていない空き家680戸は、何戸が一戸建てですか

那珂川町の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)680戸のうち、一戸建ては670戸(98.5%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは110戸(16.4%)です。賃貸用の空き家450戸のうち、長屋建・共同住宅等は390戸(86.7%)です。

その他の空き家のうち一戸建
670戸(98.5%)
そのうち腐朽・破損あり
110戸(16.4%)
賃貸用の空き家のうち長屋建・共同住宅等
390戸(86.7%)

建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損がある空き家

那珂川町の空き家1,210戸のうち、腐朽・破損があるものは170戸で、空き家全体の14.0%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
170戸
空き家数に占める割合
14.0%

14.0%という水準は、全国の真ん中あたりにあたります。傷んだ空き家は実数で170戸あり、個別に把握できる範囲です。人口が大幅に減る見通しのもとでは、老朽化した住宅の出口をいつ決めるかが重くのしかかります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

名義が親のままでも相談できるのか — 相続した家の査定で何を聞かれるか売れないのは値段のせいではないかもしれない — 再建築不可・共有持分・事故物件の出口

那珂川町の空き家率の推移(2008〜2023年)

那珂川町の空き家率は2008年の12.4%から 2023年には19.0%へ、 15年間で+6.6ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、栃木県全体は+1.9ポイント動いています。

直近の2023年調査では前回から3.8ポイント上がっており、5年のあいだに水準そのものが一段切り替わった形です。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。栃木県全体(+1.9ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。「その他の空き家」の比重が高いだけに、率の上昇は放置される住宅の増加と結びつきやすくなります。19.0%になると、住宅ストックの余剰が意識される段階に入ります。

10% 12.5% 15% 17.5% 20% 2008201320182023
那珂川町 栃木県平均 全国平均
調査年空き家率空き家数総住宅数前回調査比全国平均との差
2008年 12.4% 810戸 6,530戸 — −0.7ポイント
2013年 15.2% 1,000戸 6,560戸 +2.8ポイント +1.7ポイント
2018年 15.2% 960戸 6,310戸 ±0.0ポイント +1.6ポイント
2023年 19.0% 1,210戸 6,380戸 +3.8ポイント +5.2ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

那珂川町の人口の見通し

那珂川町の人口は、2026年の13,823人から2050年には6,986人(2026年比 −49.5%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

那珂川町の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・栃木県内での位置づけ

那珂川町の空き家率は19.0%で、全国平均の13.8%より 5.2ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると253位(高いほうから約24%の位置)で、低い順では807位にあたります。

栃木県内では、21市区町村のうち空き家率が高い順で6位です。 栃木県全体の空き家率は16.9%で、那珂川町はこれより2.1ポイント高くなっています。 栃木県で空き家率が最も高いのは那須町(61.7%)、最も低いのは上三川町(6.8%)です。

上位3分の1に入る水準で、平均より明確に高い部類です。栃木県内では上位3分の1に入ります。全国平均を5.2ポイント引き離しており、誤差の範囲では説明できない差です。19.0%では住宅は選ばれる側になり、条件の悪い物件は動きにくくなります。県内で最も高い那須町(61.7%)とは42.7ポイント離れています。2050年の推計人口は2026年比−49.5%で、住宅を必要とする世帯が大きく減る見通しです。

母数が小さい自治体なので、順位の上下だけで判断せず戸数もあわせて見てください。1,210戸という空き家の実数は、一つひとつの家の事情が見える規模です。行き先の決まっていない住宅は680戸で、動かす対象としてはまだ見通しの立つ量です。使い道が決まらない住宅が半分前後ある地域では、早めに方針を決めた家から順に買い手・借り手が付いていく形になりがちです。空き家率がほぼ同じ熊本県阿蘇市(18.9%)も「その他の空き家」が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。直近で水準が跳ねた地域では、次の調査までの5年の動きが読みにくくなります。

那珂川町で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。

相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。

使い道が決まらない住宅が多い地域では、先に方針を決めた家ほど選択肢が残ります。人口が大幅に減る見通しの地域では、出口の選択肢が残っているうちに動くかどうかが分かれ目です。小さな自治体では、買い手・借り手の数そのものが限られます。この水準の地域では、条件面で譲れる範囲を先に決めておくと話が進みます。一定数は傷んだ住宅があるため、点検して状態を示せると有利です。

空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ

したいこと窓口特徴
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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・栃木県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。

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