札幌市(北海道)の空き家率

札幌市の空き家率(2023年)

13.8%

空き家 155,800戸 / 総住宅数 1,128,200戸

全国平均とほぼ同水準
全国 577位 / 1,059市区町村(高い順)

北海道札幌市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で13.8%です。 空き家数は155,800戸、総住宅数は1,128,200戸です。

札幌市の空き家データ

空き家率
13.8%
空き家数
155,800戸
総住宅数
1,128,200戸
全国平均(13.8%)との差
±0.0ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
577位 / 1,059市区町村
北海道内の順位(高い順)
38位 / 49市区町村
北海道の空き家率(15.6%)との差
-1.8ポイント

空き家の内訳

総務省の区分による札幌市の空き家155,800戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
31,800戸
賃貸用の空き家
111,600戸
売却用の空き家
10,900戸
二次的住宅(別荘等)
1,500戸

札幌市の空き家155,800戸のうち111,600戸、全体の71.6%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。売りにも貸しにも出ていない住宅は空き家の20.4%で、内訳の主役はほかの区分です。全国の内訳(その他の空き家42.8%)と比べると、放置型の比重はかなり小さい構成です。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の78.6%で、統計上の空き家と放置された住宅は大きく異なります。総住宅数は1,128,200戸で、空き家率1ポイントは11,282戸に相当します。率の小さな差が数千戸の違いになります。

札幌市の売りにも貸しにも出ていない空き家31,800戸は、何戸が一戸建てですか

札幌市の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)31,800戸のうち、一戸建ては11,700戸(36.8%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは1,900戸(16.2%)です。賃貸用の空き家111,600戸のうち、長屋建・共同住宅等は110,800戸(99.3%)です。

その他の空き家のうち一戸建
11,700戸(36.8%)
そのうち腐朽・破損あり
1,900戸(16.2%)
賃貸用の空き家のうち長屋建・共同住宅等
110,800戸(99.3%)

建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損がある空き家

札幌市の空き家155,800戸のうち、腐朽・破損があるものは14,900戸で、空き家全体の9.6%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
14,900戸
空き家数に占める割合
9.6%

傷みが出ている住宅は9.6%です。傷んだ空き家は実数で14,900戸あり、全国的に見ても大きな老朽ストックです。総住宅数に対しては1.3%が傷んだ空き家にあたり、まちなみのなかではあまり目立ちません。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

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札幌市の行政区別 空き家率

札幌市の10区を空き家率が高い順に並べています。区名をクリックすると、その区の空き家率・空き家の内訳・空き家率の推移を確認できます。

区空き家率空き家数総住宅数
札幌市中央区 18.4% 32,100戸 174,070戸
札幌市北区 15.1% 24,740戸 163,690戸
札幌市東区 14.4% 21,830戸 151,460戸
札幌市白石区 14.2% 18,240戸 128,110戸
札幌市南区 14.1% 10,100戸 71,620戸
札幌市豊平区 13.5% 19,050戸 140,630戸
札幌市西区 11.4% 13,560戸 119,190戸
札幌市厚別区 10.4% 6,520戸 62,740戸
札幌市手稲区 8.9% 6,030戸 67,500戸
札幌市清田区 7.4% 3,620戸 49,150戸

札幌市の空き家率の推移(2008〜2023年)

札幌市の空き家率は2008年の13.8%から 2023年には13.8%へ、 15年間で±0.0ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、北海道全体は+1.9ポイント動いています。

2018年をいちばん低い時点として、下がってから上がる形で推移しており、単純な右肩上がりではありません。北海道全体の動きより小さい変化で、同じ都道府県のなかでは落ち着いたほうです。2008年と比べた変化は±0.0ポイントで、水準は当時とあまり変わっていません。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。13.8%はほぼ全国平均並みで、次の調査で節目を超えるかが焦点です。

10% 12.5% 15% 17.5% 20% 2008201320182023
札幌市 北海道平均 全国平均
調査年空き家率空き家数総住宅数前回調査比全国平均との差
2008年 13.8% 135,560戸 985,370戸 — +0.7ポイント
2013年 14.1% 142,160戸 1,009,600戸 +0.3ポイント +0.6ポイント
2018年 11.9% 125,400戸 1,051,400戸 −2.2ポイント −1.7ポイント
2023年 13.8% 155,800戸 1,128,200戸 +1.9ポイント ±0.0ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

札幌市の人口の見通し

札幌市の人口は、2026年の1,954,588人から2050年には1,745,608人(2026年比 −10.7%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

札幌市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・北海道内での位置づけ

札幌市の空き家率は13.8%で、全国平均(13.8%)とほぼ同水準になっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると577位(高いほうから約54%の位置)で、低い順では483位にあたります。

北海道内では、49市区町村のうち空き家率が高い順で38位です。 北海道全体の空き家率は15.6%で、札幌市はこれより1.8ポイント低くなっています。 北海道で空き家率が最も高いのは夕張市(39.4%)、最も低いのは北広島市(7.8%)です。

全体のちょうど中間あたりに位置します。北海道内では低いほうから3分の1に入ります。県内で最も高い夕張市(39.4%)とは25.6ポイント離れています。北海道全体をやや下回ります。全国平均との差はごくわずかで、実質的には同水準とみてよい範囲です。2050年の推計人口は2026年比−10.7%と、減り方は全国的に見れば緩やかです。

全国有数の住宅数を抱える地域として、空き家の絶対量は小さな自治体と比べものになりません。155,800戸という空き家は全国でも上位の量で、需給の緩さがそのまま条件に響きます。78.6%が市場に出ており、空き家の多さがそのまま放置の多さを意味しない地域です。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ広島県熊野町(13.8%)は「その他の空き家」が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。上下を繰り返してきた地域では、単年の数字より長い期間の傾向で見たほうが実態に近くなります。

札幌市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。

相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。

募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。行き先未定の住宅が少ない地域では、売る・貸すの判断そのものは比較的つけやすいといえます。全国有数の住宅数を抱える地域では、条件の近い物件がいくつも並びます。流通の活発な地域では、同じような物件が並ぶぶん、条件の差が結果に直結します。傷みのある住宅が少ないぶん、状態のよさは当たり前とみなされやすくなります。

札幌市の空き家を解体するとき、補助金は出ますか

札幌市には、空き家の解体に使える補助制度があります。補助率は通常型は除却工事費の3分の1、地域連携型は除却工事費の10分の9(それぞれ国が定める標準除却費にもとづく上限との低い額)、上限は通常型50万円、地域連携型150万円です。受付状況や予算は年度ごとに変わります。

制度名
危険空家等除却補助制度(通常型・地域連携型)
補助率
通常型は除却工事費の3分の1、地域連携型は除却工事費の10分の9(それぞれ国が定める標準除却費にもとづく上限との低い額)
上限
通常型50万円、地域連携型150万円
対象
札幌市内で原則1年以上使われていない空き家のうち、事前確認で危険空家等と判定されたもの。申請者は建物所有者・土地所有者(登記名義人)などの個人(法人は申請不可)で、市税の滞納がないこと。建設業法の許可または建設リサイクル法の登録を受けた事業者の工事で、原則として全部を除却する工事
受付状況
令和8年度の申請期間は2026年5月15日〜9月30日(終了)。事前確認の依頼は9月16日まで。交付決定前に契約した工事は対象外

公式ページ(2026年10月3日取得):https://www.city.sapporo.jp/toshi/k-shido/akiya/akiyahojyo.html

北海道の空き家解体補助金の一覧 /札幌市の空き家解体補助金の詳細(対象になる場合・手続きの流れ)

空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ

したいこと窓口特徴
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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・北海道内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。

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