逗子市(神奈川県)の空き家率

逗子市の空き家率(2023年)

17.1%

空き家 5,170戸 / 総住宅数 30,180戸

全国平均より 3.3pt 高い
全国 352位 / 1,059市区町村(高い順)

神奈川県逗子市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で17.1%です。 空き家数は5,170戸、総住宅数は30,180戸です。

逗子市の空き家データ

空き家率
17.1%
空き家数
5,170戸
総住宅数
30,180戸
全国平均(13.8%)との差
+3.3ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
352位 / 1,059市区町村
神奈川県内の順位(高い順)
3位 / 27市区町村
神奈川県の空き家率(9.8%)との差
+7.3ポイント

空き家の内訳

総務省の区分による逗子市の空き家5,170戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
1,630戸
賃貸用の空き家
1,070戸
売却用の空き家
190戸
二次的住宅(別荘等)
2,280戸

逗子市の空き家5,170戸には、別荘やたまに寝泊まりするための住宅(二次的住宅)が2,280戸、全体の44.1%含まれています。所有者が意図して空けている住宅なので、この割合が高い地域の空き家率をそのまま管理放棄の多さとして読むと、実態から離れます。別荘やセカンドハウスの比重は全国平均よりはっきり高く、居住目的以外の住宅が空き家数を押し上げています。空き家の20.7%が賃貸用の空室で、賃貸の需給も数字に混じります。売りにも貸しにも出ていない住宅は空き家の31.5%で、内訳のなかでは控えめな比重です。空き家率が高い地域では、内訳のどこが膨らんでいるかで打つ手が変わります。

逗子市の売りにも貸しにも出ていない空き家1,630戸は、何戸が一戸建てですか

逗子市の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)1,630戸のうち、一戸建ては1,200戸(73.6%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは400戸(33.3%)です。賃貸用の空き家1,070戸のうち、長屋建・共同住宅等は930戸(86.9%)です。

その他の空き家のうち一戸建
1,200戸(73.6%)
そのうち腐朽・破損あり
400戸(33.3%)
賃貸用の空き家のうち長屋建・共同住宅等
930戸(86.9%)

建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損がある空き家

逗子市の空き家5,170戸のうち、腐朽・破損があるものは720戸で、空き家全体の13.9%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
720戸
空き家数に占める割合
13.9%

13.9%という水準は、全国の真ん中あたりにあたります。二次的住宅を多く含む地域では、使用頻度が低くても所有者の管理が続いている住宅が混じります。減り方が中位にとどまる見通しであれば、修繕して使い続ける選択肢もまだ現実的です。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

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逗子市の空き家率の推移(2008〜2023年)

逗子市の空き家率は2008年の17.8%から 2023年には17.1%へ、 15年間で−0.7ポイント変化しました。直近の調査ではほぼ横ばいです。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、神奈川県全体は−0.7ポイント動いています。

2013年をいちばん低い時点として、下がってから上がる形で推移しており、単純な右肩上がりではありません。2008年の段階で17.8%と、当時から全国平均を大きく上回っていました。5年ごとの動きで最も大きかった上昇は0.1ポイントで、変化は終始なだらかでした。別荘等を多く含むため、率の動きには保養目的の住宅の増減も混じります。17.1%という水準では、既存住宅の使い方を見直す局面に入っています。

5% 8.8% 12.5% 16.3% 20% 2008201320182023
逗子市 神奈川県平均 全国平均
調査年空き家率空き家数総住宅数前回調査比全国平均との差
2008年 17.8% 5,040戸 28,320戸 — +4.7ポイント
2013年 17.0% 4,840戸 28,490戸 −0.8ポイント +3.5ポイント
2018年 17.1% 5,020戸 29,300戸 +0.1ポイント +3.5ポイント
2023年 17.1% 5,170戸 30,180戸 ±0.0ポイント +3.3ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

逗子市の人口の見通し

逗子市の人口は、2026年の57,326人から2050年には49,027人(2026年比 −14.5%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

逗子市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・神奈川県内での位置づけ

逗子市の空き家率は17.1%で、全国平均の13.8%より 3.3ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると352位(高いほうから約33%の位置)で、低い順では708位にあたります。

神奈川県内では、27市区町村のうち空き家率が高い順で3位です。 神奈川県全体の空き家率は9.8%で、逗子市はこれより7.3ポイント高くなっています。 神奈川県で空き家率が最も高いのは湯河原町(34.1%)、最も低いのは伊勢原市(7.0%)です。

高いほうから約33%の位置にあり、平均をやや上回ります。神奈川県の市区町村のなかでも指折りの高さです。神奈川県全体(9.8%)を7.3ポイント上回り、同じ都道府県のなかでは高い側に振れています。神奈川県は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。全国平均との差は3.3ポイントあり、平均より多いことがはっきり出ています。2050年の推計人口は2026年比−14.5%にとどまる見通しです。

流通している住宅は24.4%にとどまり、動いていない住宅が多数を占めます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。傷みのある住宅が一定数あるため、状態を保っているかどうかが比較の分かれ目になります。二次的住宅の比重が高い地域では、人口の見通しと空き家率の関係は他の地域ほど直結しません。別荘地としての需要が続くかどうかが住宅の行き先を左右します。空き家率がほぼ同じ静岡県掛川市(17.1%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。上下を繰り返してきた地域では、単年の数字より長い期間の傾向で見たほうが実態に近くなります。

逗子市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。

相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。

別荘等が多い地域では、通年利用を前提にした買い手だけでなく、保養目的の需要も視野に入ります。放置型が少数派の地域なら、周囲に似た事情の家はそれほど多くありません。流通が細い地域では、査定や募集の反応を見ながら条件を決めることになります。一定数は傷んだ住宅があるため、点検して状態を示せると有利です。空き家率が高い地域では、売る・貸す・解体するのどれもすぐには決まらない前提で動くほうが安全です。

空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ

したいこと窓口特徴
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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・神奈川県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。

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