矢巾町(岩手県)の空き家率

矢巾町の空き家率(2023年)

8.4%

空き家 970戸 / 総住宅数 11,610戸

全国平均より 5.4pt 低い
全国 977位 / 1,059市区町村(高い順)

岩手県矢巾町の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で8.4%です。 空き家数は970戸、総住宅数は11,610戸です。

矢巾町の空き家データ

空き家率
8.4%
空き家数
970戸
総住宅数
11,610戸
全国平均(13.8%)との差
-5.4ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
977位 / 1,059市区町村
岩手県内の順位(高い順)
19位 / 19市区町村
岩手県の空き家率(17.3%)との差
-8.9ポイント

空き家の内訳

総務省の区分による矢巾町の空き家970戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
460戸
賃貸用の空き家
490戸
売却用の空き家
20戸
二次的住宅(別荘等)
データなし

矢巾町の空き家970戸のうち490戸、全体の50.5%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。実数では460戸が売りにも貸しにも出ていない住宅で、地区ごとに数えられる規模です。募集中の賃貸空室について見ると、賃貸市場としては小さな規模です。売却用は2.1%で、売買に出ている住宅は多くありません。空き家の戸数としては、地域全体で見れば把握できる規模です。

矢巾町の売りにも貸しにも出ていない空き家460戸は、何戸が一戸建てですか

矢巾町の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)460戸のうち、一戸建ては440戸(95.7%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは90戸(20.5%)です。賃貸用の空き家490戸のうち、長屋建・共同住宅等は450戸(91.8%)です。

その他の空き家のうち一戸建
440戸(95.7%)
そのうち腐朽・破損あり
90戸(20.5%)
賃貸用の空き家のうち長屋建・共同住宅等
450戸(91.8%)

建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損がある空き家

矢巾町の空き家970戸のうち、腐朽・破損があるものは110戸で、空き家全体の11.3%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
110戸
空き家数に占める割合
11.3%

傷みが出ている住宅は11.3%です。傷んだ空き家は実数で110戸あり、個別に把握できる範囲です。総住宅数に対しては0.9%が傷んだ空き家にあたり、住宅全体から見ればごく一部にとどまります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

名義が親のままでも相談できるのか — 相続した家の査定で何を聞かれるか売るか貸すか残すか決めきれない家、何を比べれば決まるのか — 譲渡所得税・管理の手間・固定資産税の比べ方売れないのは値段のせいではないかもしれない — 再建築不可・共有持分・事故物件の出口

矢巾町の空き家率の推移(2008〜2023年)

矢巾町の空き家率は2008年の10.1%から 2023年には8.4%へ、 15年間で−1.7ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、岩手県全体は+3.3ポイント動いています。

2018年の12.8%がこの期間の最高で、その後は下がっています。増え続けているタイプではありません。岩手県全体(+3.3ポイント)と比べると、変化は2ポイント以上小さいほうへ振れました。2008年と比べた変化は−1.7ポイントで、当時より水準は下がっています。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。現在の水準は全国的に見ても低く、空き家がまちの課題として前面に出る段階ではありません。

5% 8.8% 12.5% 16.3% 20% 2008201320182023
矢巾町 岩手県平均 全国平均
調査年空き家率空き家数総住宅数前回調査比全国平均との差
2008年 10.1% 930戸 9,210戸 — −3.0ポイント
2013年 11.7% 1,310戸 11,240戸 +1.6ポイント −1.8ポイント
2018年 12.8% 1,490戸 11,670戸 +1.1ポイント −0.8ポイント
2023年 8.4% 970戸 11,610戸 −4.4ポイント −5.4ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

矢巾町の人口の見通し

矢巾町の人口は、2026年の26,060人から2050年には22,283人(2026年比 −14.5%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

矢巾町の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・岩手県内での位置づけ

矢巾町の空き家率は8.4%で、全国平均の13.8%より 5.4ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると977位(高いほうから約92%の位置)で、低い順では83位にあたります。

岩手県内では、19市区町村のうち空き家率が高い順で19位です。 岩手県全体の空き家率は17.3%で、矢巾町はこれより8.9ポイント低くなっています。 岩手県で空き家率が最も高いのは八幡平市(36.1%)、最も低いのは矢巾町(8.4%)です。

全国1,059市区町村のうち低いほうから1割以内という少なさです。岩手県の19市区町村のなかでは、最も低い自治体です。全国平均を5.4ポイント下回っており、空き家の少なさは全国的にも際立ちます。8.4%という空き家率は、住宅が足りている状態に近いといえます。住宅12戸のうち1戸が空き家という割合にあたります。2050年の推計人口は2026年比−14.5%にとどまる見通しです。

970戸という空き家の実数は、一つひとつの家の事情が見える規模です。行き先の決まっていない住宅は460戸で、動かす対象としてはまだ見通しの立つ量です。傷んだ住宅が11.3%にとどまるぶん、手入れされた家との差はつきにくくなります。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ愛知県扶桑町(8.4%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。いったんピークを打った地域では、除却や再利用が進んだかどうかが次の焦点になります。

矢巾町で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。

相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。

募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。空き家率が低い地域なので、条件が整えば動きは早いほうです。傷みのある住宅が少ないぶん、状態のよさは当たり前とみなされやすくなります。母数の小さい地域では、周辺の成約事例が少なく相場がつかみにくくなります。減り方が中位にとどまる見通しなら、急いで手放す必要性は高くありません。

空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ

したいこと窓口特徴
売る ラクウル 矢巾町の家の買取額を聞く 査定への立ち会いは不要で、室内に物が残った家も相談できる。無料の調査のうえ買取査定金額を出してもらえる家の売却を考えている方が対象。開いた画面の上にある「メール相談」から申し込めます(入力は名前・電話・メール・物件の種別・都道府県・市区町村の6つ)。申込後に電話かメールで物件確認があります
壊して土地で売る 解体工事比較ナビ 解体費用を比べる 条件に合う業者3〜4社に絞って見積もり入力は名前・電話番号・住所の3つ。紹介された業者が現地を見て見積もります(立ち会い無しも希望できます)。費用はかかりません。徳島県・高知県は対象外です。
片付ける 不用品回収比較センター 処分費を比較 最大5社から見積り・会員登録不要・業者との連絡はメール完結会員登録は不要です。不用品回収のほか、空き家の片付け・遺品整理・生前整理・ゴミ屋敷清掃も選べます。
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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・岩手県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。

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