由利本荘市(秋田県)の空き家率

由利本荘市の空き家率(2023年)

16.3%

空き家 5,510戸 / 総住宅数 33,880戸

全国平均より 2.5pt 高い
全国 406位 / 1,059市区町村(高い順)

秋田県由利本荘市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で16.3%です。 空き家数は5,510戸、総住宅数は33,880戸です。

由利本荘市の空き家データ

空き家率
16.3%
空き家数
5,510戸
総住宅数
33,880戸
全国平均(13.8%)との差
+2.5ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
406位 / 1,059市区町村
秋田県内の順位(高い順)
8位 / 15市区町村
秋田県の空き家率(15.8%)との差
+0.5ポイント

空き家の内訳

総務省の区分による由利本荘市の空き家5,510戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
3,270戸
賃貸用の空き家
2,110戸
売却用の空き家
70戸
二次的住宅(別荘等)
70戸

由利本荘市の空き家5,510戸の内訳では「その他の空き家」が3,270戸(59.3%)で最も多く、半分前後を占めています。売り出しにも貸し出しにも出ていない住宅が中心で、空き家率の高さがそのまま流通している住宅の多さを表しているわけではありません。「その他の空き家」の割合は全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。空き家の38.3%が賃貸用の空室で、入居者を募集している住宅が一定数あります。保養目的の住宅は1.3%で、無視できる範囲です。空き家率が高い地域では、内訳のどこが膨らんでいるかで打つ手が変わります。

由利本荘市の売りにも貸しにも出ていない空き家3,270戸は、何戸が一戸建てですか

由利本荘市の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)3,270戸のうち、一戸建ては2,950戸(90.2%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは840戸(28.5%)です。賃貸用の空き家2,110戸のうち、長屋建・共同住宅等は1,990戸(94.3%)です。

その他の空き家のうち一戸建
2,950戸(90.2%)
そのうち腐朽・破損あり
840戸(28.5%)
賃貸用の空き家のうち長屋建・共同住宅等
1,990戸(94.3%)

建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損がある空き家

由利本荘市の空き家5,510戸のうち、腐朽・破損があるものは1,270戸で、空き家全体の23.0%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
1,270戸
空き家数に占める割合
23.0%

23.0%で腐朽・破損が確認され、傷んだ住宅がまとまった塊になっています。総住宅数に対しては3.7%が傷んだ空き家にあたり、景観や防災の面でも意識される比率です。これだけの人口減が前提では、修繕して使い続ける前に需要の有無を確かめる必要があります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

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由利本荘市の空き家率の推移(2008〜2023年)

由利本荘市の空き家率は2008年の11.4%から 2023年には16.3%へ、 15年間で+4.9ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、秋田県全体は+3.1ポイント動いています。

直近の2023年調査では前回から3.9ポイント上がっており、5年のあいだに水準そのものが一段切り替わった形です。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。2008年と比べた変化は+4.9ポイントで、地域の住宅事情が大きく動いたことを示します。「その他の空き家」の比重が高いだけに、率の上昇は放置される住宅の増加と結びつきやすくなります。16.3%という水準では、既存住宅の使い方を見直す局面に入っています。

10% 12.5% 15% 17.5% 20% 2008201320182023
由利本荘市 秋田県平均 全国平均
調査年空き家率空き家数総住宅数前回調査比全国平均との差
2008年 11.4% 3,600戸 31,550戸 — −1.7ポイント
2013年 11.5% 3,510戸 30,490戸 +0.1ポイント −2.0ポイント
2018年 12.4% 3,960戸 31,810戸 +0.9ポイント −1.2ポイント
2023年 16.3% 5,510戸 33,880戸 +3.9ポイント +2.5ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

由利本荘市の人口の見通し

由利本荘市の人口は、2026年の69,064人から2050年には42,387人(2026年比 −38.6%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

由利本荘市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・秋田県内での位置づけ

由利本荘市の空き家率は16.3%で、全国平均の13.8%より 2.5ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると406位(高いほうから約38%の位置)で、低い順では654位にあたります。

秋田県内では、15市区町村のうち空き家率が高い順で8位です。 秋田県全体の空き家率は15.8%で、由利本荘市はこれより0.5ポイント高くなっています。 秋田県で空き家率が最も高いのは男鹿市(23.2%)、最も低いのは美郷町(3.6%)です。

高いほうから約38%の位置にあり、平均をやや上回ります。秋田県内の順位は下位半分にあたり、目立つ水準ではありません。全国平均との差は2.5ポイントあり、平均より多いことがはっきり出ています。16.3%という水準では、買い手・借り手より住宅のほうが多い状態になります。秋田県内で最も高い男鹿市(23.2%)とは6.9ポイントの開きです。2050年の推計人口は2026年比−38.6%で、住宅の需要は明確に細っていきます。

23.0%が傷んでいる状況では、建物より土地として見られる場面が増えます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。3,270戸という滞留は、地域の住宅市場の吸収力を超えかねない量です。使い道が決まらない住宅が半分前後ある地域では、早めに方針を決めた家から順に買い手・借り手が付いていく形になりがちです。空き家率がほぼ同じ群馬県藤岡市(16.3%)も「その他の空き家」が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。直近で水準が跳ねた地域では、次の調査までの5年の動きが読みにくくなります。

由利本荘市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。

相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。

使い道が決まらない住宅が多い地域では、先に方針を決めた家ほど選択肢が残ります。これだけの減少が前提なら、早めに方針を固めたほうが選択肢は広く残ります。傷んだ住宅の比重が高い地域では、解体して土地として扱う選択肢も並べて考える場面が増えます。6割前後が行き先未定という地域では、放置している家が特別ではありません。空き家率が高い地域では、売る・貸す・解体するのどれもすぐには決まらない前提で動くほうが安全です。

由利本荘市の空き家を解体するとき、補助金は出ますか

秋田県の空き家解体補助金の一覧に、由利本荘市は空き家の除却に関する支援制度がある市区町村として載っています。補助率・上限額・対象は市区町村ごとに異なるため、窓口で確認してください。

制度名
空き家の解体費用への助成(各市町)
補助率
市町により異なる
上限
市町により異なる
対象
空き家の解体・撤去(詳細は各市町村の窓口へ)

公式ページの出典と確認日は、秋田県の一覧ページに載せています。

秋田県の空き家解体補助金の一覧

空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ

したいこと窓口特徴
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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・秋田県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。

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