南砺市(富山県)の空き家率

南砺市の空き家率(2023年)

14.3%

空き家 2,800戸 / 総住宅数 19,630戸

全国平均より 0.5pt 高い
全国 534位 / 1,059市区町村(高い順)

富山県南砺市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で14.3%です。 空き家数は2,800戸、総住宅数は19,630戸です。

南砺市の空き家データ

空き家率
14.3%
空き家数
2,800戸
総住宅数
19,630戸
全国平均(13.8%)との差
+0.5ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
534位 / 1,059市区町村
富山県内の順位(高い順)
8位 / 13市区町村
富山県の空き家率(14.7%)との差
-0.4ポイント

空き家の内訳

総務省の区分による南砺市の空き家2,800戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
1,760戸
賃貸用の空き家
840戸
売却用の空き家
80戸
二次的住宅(別荘等)
120戸

南砺市の空き家2,800戸のうち1,760戸、全体の62.9%は、賃貸にも売却にも出されていない「その他の空き家」です。相続や転居のあとに手つかずで残った住宅がこの区分の中心で、市場に出ている物件よりも、持ち主が使い道を決めかねている住宅の比重が大きい構成といえます。空き家の30.0%が賃貸用の空室で、賃貸の需給も数字に混じります。「その他の空き家」の割合は全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の32.9%で、動いている住宅は限られます。総住宅数は19,630戸で、空き家率1ポイントは196戸に相当します。率の変化は百戸単位の話になります。

南砺市の売りにも貸しにも出ていない空き家1,760戸は、何戸が一戸建てですか

南砺市の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)1,760戸のうち、一戸建ては1,710戸(97.2%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは310戸(18.1%)です。賃貸用の空き家840戸のうち、長屋建・共同住宅等は840戸(100.0%)です。

その他の空き家のうち一戸建
1,710戸(97.2%)
そのうち腐朽・破損あり
310戸(18.1%)
賃貸用の空き家のうち長屋建・共同住宅等
840戸(100.0%)

建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損がある空き家

南砺市の空き家2,800戸のうち、腐朽・破損があるものは350戸で、空き家全体の12.5%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
350戸
空き家数に占める割合
12.5%

12.5%という水準は、全国の真ん中あたりにあたります。傷んだ空き家は実数で350戸あり、地区単位の点検で回せる大きさです。人口が大きく減る見通しの地域では、傷んだ住宅の引き受け手はさらに限られていきます。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

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南砺市の空き家率の推移(2008〜2023年)

南砺市の空き家率は2008年の4.7%から 2023年には14.3%へ、 15年間で+9.6ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、富山県全体は+2.4ポイント動いています。

直近の2023年調査では前回から2.3ポイント上がっており、5年のあいだに水準そのものが一段切り替わった形です。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。富山県全体(+2.4ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。内訳では行き先未定の住宅が中心のため、上昇分はそのまま管理されない住宅の増加につながりやすい構成です。平均を上回る水準に入り、空き家の増加が住宅市場に影響し始める段階にあります。

0% 3.8% 7.5% 11.3% 15% 2008201320182023
南砺市 富山県平均 全国平均
調査年空き家率空き家数総住宅数前回調査比全国平均との差
2008年 4.7% 820戸 17,630戸 — −8.4ポイント
2013年 10.2% 1,890戸 18,450戸 +5.5ポイント −3.3ポイント
2018年 12.0% 2,210戸 18,380戸 +1.8ポイント −1.6ポイント
2023年 14.3% 2,800戸 19,630戸 +2.3ポイント +0.5ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

南砺市の人口の見通し

南砺市の人口は、2026年の45,168人から2050年には25,965人(2026年比 −42.5%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

南砺市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・富山県内での位置づけ

南砺市の空き家率は14.3%で、全国平均の13.8%より 0.5ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると534位(高いほうから約50%の位置)で、低い順では526位にあたります。

富山県内では、13市区町村のうち空き家率が高い順で8位です。 富山県全体の空き家率は14.7%で、南砺市はこれより0.4ポイント低くなっています。 富山県で空き家率が最も高いのは黒部市(19.3%)、最も低いのは立山町(8.1%)です。

全体のちょうど中間あたりに位置します。富山県内の順位は下位半分にあたり、目立つ水準ではありません。富山県内で最も高い黒部市(19.3%)とは5.0ポイントの開きです。平均をわずかに上回る程度で、差が意味を持つほどの開きではありません。富山県全体では、全国の中位から下位寄りに位置します。2050年の推計人口は2026年比−42.5%と、需要そのものが縮んでいく見通しです。

流通している住宅は32.9%にとどまり、動いていない住宅が多数を占めます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。傷みのある住宅が一定数あるため、状態を保っているかどうかが比較の分かれ目になります。行き先の決まっていない住宅が中心の地域では、売る・貸す・解体するのいずれを選ぶにしても、判断を先送りするほど選べる幅は狭まりやすくなります。空き家率がほぼ同じ山形県鶴岡市(14.3%)も「その他の空き家」が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。直近で水準が跳ねた地域では、次の調査までの5年の動きが読みにくくなります。

南砺市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。

相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。

行き先未定の住宅が多い地域では、同じ状態の家が周囲にも並びます。動くかどうかは状態と価格の差で決まります。人口が大きく減る見通しの地域では、時間が経つほど条件は不利になりやすくなります。流通が細い地域では、査定や募集の反応を見ながら条件を決めることになります。6割前後が行き先未定という地域では、放置している家が特別ではありません。一定数は傷んだ住宅があるため、点検して状態を示せると有利です。

南砺市の空き家を解体するとき、補助金は出ますか

南砺市には、空き家の解体に使える補助制度があります。補助率は除却費用の1/2(昭和56年5月31日以前の木造で今後の利用流通ができない物件は1/3)、上限は50万円(利用流通ができない物件は30万円)です。受付状況や予算は年度ごとに変わります。

制度名
老朽危険空き家等除却支援事業
補助率
除却費用の1/2(昭和56年5月31日以前の木造で今後の利用流通ができない物件は1/3)
上限
50万円(利用流通ができない物件は30万円)
対象
市内全域の木造戸建で、評点100点以上の不良住宅

公式ページの出典と確認日は、富山県の一覧ページに載せています。

富山県の空き家解体補助金の一覧

空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ

したいこと窓口特徴
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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・富山県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。

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