上市町(富山県)の空き家率

上市町の空き家率(2023年)

13.9%

空き家 1,180戸 / 総住宅数 8,480戸

全国平均より 0.1pt 高い
全国 565位 / 1,059市区町村(高い順)

富山県上市町の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で13.9%です。 空き家数は1,180戸、総住宅数は8,480戸です。

上市町の空き家データ

空き家率
13.9%
空き家数
1,180戸
総住宅数
8,480戸
全国平均(13.8%)との差
+0.1ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
565位 / 1,059市区町村
富山県内の順位(高い順)
9位 / 13市区町村
富山県の空き家率(14.7%)との差
-0.8ポイント

空き家の内訳

総務省の区分による上市町の空き家1,180戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
880戸
賃貸用の空き家
280戸
売却用の空き家
20戸
二次的住宅(別荘等)
データなし

上市町の空き家1,180戸のうち880戸、全体の74.6%は、賃貸にも売却にも出されていない「その他の空き家」です。相続や転居のあとに手つかずで残った住宅がこの区分の中心で、市場に出ている物件よりも、持ち主が使い道を決めかねている住宅の比重が大きい構成といえます。「その他の空き家」の割合は全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。空き家の23.7%が賃貸用の空室で、賃貸の需給も数字に混じります。募集中の賃貸空室は280戸で、賃貸市場としてはごく小さな規模です。総住宅数は8,480戸で、空き家率1ポイントは85戸に相当します。わずかな戸数の増減でも率が振れやすい規模です。

上市町の売りにも貸しにも出ていない空き家880戸は、何戸が一戸建てですか

上市町の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)880戸のうち、一戸建ては800戸(90.9%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは290戸(36.3%)です。賃貸用の空き家280戸のうち、長屋建・共同住宅等は280戸(100.0%)です。

その他の空き家のうち一戸建
800戸(90.9%)
そのうち腐朽・破損あり
290戸(36.3%)
賃貸用の空き家のうち長屋建・共同住宅等
280戸(100.0%)

建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損がある空き家

上市町の空き家1,180戸のうち、腐朽・破損があるものは330戸で、空き家全体の28.0%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
330戸
空き家数に占める割合
28.0%

空き家の28.0%に傷みがあり、老朽化の進み方が課題になります。傷んだ空き家は実数で330戸あり、地区単位の点検で回せる大きさです。総住宅数に対しては3.9%が傷んだ空き家にあたり、景観や防災の面でも意識される比率です。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

名義が親のままでも相談できるのか — 相続した家の査定で何を聞かれるか売れないのは値段のせいではないかもしれない — 再建築不可・共有持分・事故物件の出口築40年でも値段が付くのか — 空き家買取で断られる条件・断られない条件

上市町の空き家率の推移(2008〜2023年)

上市町の空き家率は2008年の8.6%から 2023年には13.9%へ、 15年間で+5.3ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、富山県全体は+2.4ポイント動いています。

4回の調査すべてで前回を上回っており、途中で頭打ちになった時期がありません。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。富山県全体(+2.4ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。内訳では行き先未定の住宅が中心のため、上昇分はそのまま管理されない住宅の増加につながりやすい構成です。平均を上回る水準に入り、空き家の増加が住宅市場に影響し始める段階にあります。

5% 7.5% 10% 12.5% 15% 2008201320182023
上市町 富山県平均 全国平均
調査年空き家率空き家数総住宅数前回調査比全国平均との差
2008年 8.6% 710戸 8,210戸 — −4.5ポイント
2013年 9.7% 770戸 7,950戸 +1.1ポイント −3.8ポイント
2018年 12.9% 1,140戸 8,860戸 +3.2ポイント −0.7ポイント
2023年 13.9% 1,180戸 8,480戸 +1.0ポイント +0.1ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

上市町の人口の見通し

上市町の人口は、2026年の18,315人から2050年には11,097人(2026年比 −39.4%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

上市町の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・富山県内での位置づけ

上市町の空き家率は13.9%で、全国平均の13.8%より 0.1ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると565位(高いほうから約53%の位置)で、低い順では495位にあたります。

富山県内では、13市区町村のうち空き家率が高い順で9位です。 富山県全体の空き家率は14.7%で、上市町はこれより0.8ポイント低くなっています。 富山県で空き家率が最も高いのは黒部市(19.3%)、最も低いのは立山町(8.1%)です。

全体のちょうど中間あたりに位置します。富山県内では低いほうから3分の1に入ります。富山県内で最も高い黒部市(19.3%)とは5.4ポイントの開きです。全国平均との差はごくわずかで、実質的には同水準とみてよい範囲です。富山県全体では、全国の中位から下位寄りに位置します。2050年の推計人口は2026年比−39.4%と、需要そのものが縮んでいく見通しです。

28.0%が老朽化しているもとでは、解体を含めた検討が現実的な選択肢になります。母数が小さい自治体なので、順位の上下だけで判断せず戸数もあわせて見てください。1,180戸という空き家の実数は、一つひとつの家の事情が見える規模です。行き先の決まっていない住宅が中心の地域では、売る・貸す・解体するのいずれを選ぶにしても、判断を先送りするほど選べる幅は狭まりやすくなります。空き家率がほぼ同じ大阪府八尾市(13.9%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。一貫して上がってきた地域では、この流れが止まる材料があるかどうかが見どころです。

上市町で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。

相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。

行き先未定の住宅が多い地域では、同じ状態の家が周囲にも並びます。動くかどうかは状態と価格の差で決まります。人口が大きく減る見通しの地域では、時間が経つほど条件は不利になりやすくなります。大半が行き先未定という地域では、建物の状態と価格以外に差をつける材料が乏しくなります。老朽化した住宅が多い地域では、建物を残す前提を一度外して考えたほうが選択肢は広がります。小さな自治体では、買い手・借り手の数そのものが限られます。

上市町の空き家を解体するとき、補助金は出ますか

上市町には、空き家の解体に使える補助制度があります。補助率は除却費の50%、上限は50万円です。受付状況や予算は年度ごとに変わります。

制度名
危険老朽空家対策事業
補助率
除却費の50%
上限
50万円
対象
空き家の除却に要した経費。このほか、空き家の寄付を受けて町が除却する制度もある

公式ページの出典と確認日は、富山県の一覧ページに載せています。

富山県の空き家解体補助金の一覧

空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ

したいこと窓口特徴
売る ラクウル 上市町の家の買取額を聞く 雨漏りやシロアリがある家でも相談できる。無料の調査のうえ買取査定金額を出してもらえる家の売却を考えている方が対象。開いた画面の上にある「メール相談」から申し込めます(入力は名前・電話・メール・物件の種別・都道府県・市区町村の6つ)。申込後に電話かメールで物件確認があります
壊して土地で売る 解体工事比較ナビ 解体費用を比べる 条件に合う業者3〜4社に絞って見積もり入力は名前・電話番号・住所の3つ。紹介された業者が現地を見て見積もります(立ち会い無しも希望できます)。費用はかかりません。徳島県・高知県は対象外です。
片付ける 不用品回収比較センター 処分費を比較 最大5社から見積り・会員登録不要・業者との連絡はメール完結会員登録は不要です。不用品回収のほか、空き家の片付け・遺品整理・生前整理・ゴミ屋敷清掃も選べます。
どうするか決める 空き家の窓口 解決プランを聞く 売却・買取も活用・賃貸もまとめて提案、査定・相談はすべて無料、遠方の空き家も相談できる現地に行けない遠方の空き家・実家の相談も受け付けています。
名義が親のままの家に、登記の期限はあるのか — 相続登記の3年ルールと最大10万円の過料家財が残ったままの家、片付けは誰に頼んでいくらかかるのか — 遺品整理業者・不用品回収・粗大ごみの違い売るか貸すか残すか決めきれない家、何を比べれば決まるのか — 譲渡所得税・管理の手間・固定資産税の比べ方 一括見積もりで電話は何社から来るのか — 3〜4社に絞る仕組みと、申込後の流れ 相続した家に人が住むなら — 資料請求で何が届くか、そのあと電話は来るか

出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・富山県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。

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