宇城市(熊本県)の空き家率

宇城市の空き家率(2023年)

14.0%

空き家 3,550戸 / 総住宅数 25,350戸

全国平均より 0.2pt 高い
全国 553位 / 1,059市区町村(高い順)

熊本県宇城市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で14.0%です。 空き家数は3,550戸、総住宅数は25,350戸です。

宇城市の空き家データ

空き家率
14.0%
空き家数
3,550戸
総住宅数
25,350戸
全国平均(13.8%)との差
+0.2ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
553位 / 1,059市区町村
熊本県内の順位(高い順)
12位 / 20市区町村
熊本県の空き家率(14.9%)との差
-0.9ポイント

空き家の内訳

総務省の区分による宇城市の空き家3,550戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
1,980戸
賃貸用の空き家
1,340戸
売却用の空き家
120戸
二次的住宅(別荘等)
110戸

宇城市の空き家3,550戸の内訳では「その他の空き家」が1,980戸(55.8%)で最も多く、半分前後を占めています。売り出しにも貸し出しにも出ていない住宅が中心で、空き家率の高さがそのまま流通している住宅の多さを表しているわけではありません。全国の平均像よりはっきり放置型に寄った内訳といえます。空き家の37.7%が賃貸用の空室で、入居者を募集している住宅が一定数あります。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の41.1%で、流通していない住宅のほうが多い構成です。空き家の戸数としては、個別対応より面での取り組みが前提になる量です。

宇城市の売りにも貸しにも出ていない空き家1,980戸は、何戸が一戸建てですか

宇城市の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)1,980戸のうち、一戸建ては1,810戸(91.4%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは410戸(22.7%)です。賃貸用の空き家1,340戸のうち、長屋建・共同住宅等は1,170戸(87.3%)です。

その他の空き家のうち一戸建
1,810戸(91.4%)
そのうち腐朽・破損あり
410戸(22.7%)
賃貸用の空き家のうち長屋建・共同住宅等
1,170戸(87.3%)

建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

宇城市の空き家買取と空き家売却、どちらで手放すか

宇城市の空き家3,550戸のうち売却用は120戸(3.4%)で、1,980戸(55.8%)は賃貸にも売却にも出ていません。空き家を売却するには、不動産会社に買い手を探してもらう仲介と、不動産会社が直接買い取る買取があります。買取は買い手を待たずに進められますが価格は仲介より下がりやすく、仲介は高く売れる可能性がある代わりに、売れるまでの期間が読めません。家の傷みや荷物を直さずに手放したいなら買取、時間をかけても価格を優先したいなら仲介が、選ぶときの目安です。

売却の手順の全体は相続不動産の売却の流れにまとめています。

腐朽・破損がある空き家

宇城市の空き家3,550戸のうち、腐朽・破損があるものは720戸で、空き家全体の20.3%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
720戸
空き家数に占める割合
20.3%

20.3%の空き家に傷みがあり、管理の手が回っていない住宅が相当数あります。行き先の決まっていない住宅が半分前後ある以上、放置される期間が延びれば傷んだ住宅は増えていきます。総住宅数に対しては2.8%が傷んだ空き家にあたり、通りごとに何軒か目に入る水準です。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

名義が親のままでも相談できるのか — 相続した家の査定で何を聞かれるか売れないのは値段のせいではないかもしれない — 再建築不可・共有持分・事故物件の出口築40年でも値段が付くのか — 空き家買取で断られる条件・断られない条件

宇城市の空き家率の推移(2008〜2023年)

宇城市の空き家率は2008年の13.1%から 2023年には14.0%へ、 15年間で+0.9ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、熊本県全体は+1.5ポイント動いています。

2018年をいちばん低い時点として、下がってから上がる形で推移しており、単純な右肩上がりではありません。5年ごとの動きで最も大きかった上昇は1.2ポイントで、変化は比較的なだらかでした。熊本県全体とほぼ同じ歩調で動いています。「その他の空き家」の比重が高いだけに、率の上昇は放置される住宅の増加と結びつきやすくなります。平均を上回る水準に入り、空き家の増加が住宅市場に影響し始める段階にあります。

10% 11.3% 12.5% 13.8% 15% 2008201320182023
宇城市 熊本県平均 全国平均
調査年空き家率空き家数総住宅数前回調査比全国平均との差
2008年 13.1% 3,220戸 24,590戸 — ±0.0ポイント
2013年 14.3% 3,420戸 23,950戸 +1.2ポイント +0.8ポイント
2018年 13.0% 3,190戸 24,570戸 −1.3ポイント −0.6ポイント
2023年 14.0% 3,550戸 25,350戸 +1.0ポイント +0.2ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

宇城市の人口の見通し

宇城市の人口は、2026年の55,703人から2050年には40,339人(2026年比 −27.6%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

宇城市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・熊本県内での位置づけ

宇城市の空き家率は14.0%で、全国平均の13.8%より 0.2ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると553位(高いほうから約52%の位置)で、低い順では507位にあたります。

熊本県内では、20市区町村のうち空き家率が高い順で12位です。 熊本県全体の空き家率は14.9%で、宇城市はこれより0.9ポイント低くなっています。 熊本県で空き家率が最も高いのは上天草市(26.4%)、最も低いのは菊陽町(6.7%)です。

全体のちょうど中間あたりに位置します。熊本県内の順位は下位半分にあたり、目立つ水準ではありません。熊本県全体をやや下回ります。平均をわずかに上回る程度で、差が意味を持つほどの開きではありません。熊本県全体では、全国の中位から下位寄りに位置します。2050年の推計人口は2026年比−27.6%という減り方が見込まれています。

全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。20.3%の住宅が傷んでいる地域では、状態のよさそのものが強みになります。3,550戸規模になると、空き家は個別の事情というより地域の傾向として現れます。使い道が決まらない住宅が半分前後ある地域では、早めに方針を決めた家から順に買い手・借り手が付いていく形になりがちです。空き家率がほぼ同じ千葉県松戸市(14.0%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。上下を繰り返してきた地域では、単年の数字より長い期間の傾向で見たほうが実態に近くなります。

宇城市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。

相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。

使い道が決まらない住宅が多い地域では、先に方針を決めた家ほど選択肢が残ります。傷んだ住宅が多い状況では、修繕費を回収できるかどうかが判断の軸になります。人口減が見込まれる地域では、待つほど条件がよくなる場面は限られます。市場に出ている住宅が半分に満たない地域では、動かせる家とそうでない家の差が出ます。過半が行き先未定の地域では、同じ悩みを抱えた家が周囲にも多くあります。

宇城市の空き家を解体するとき、補助金は出ますか

宇城市には、空き家の解体に使える補助制度があります。補助率は補助対象経費の5分の2、上限は50万円です。受付状況や予算は年度ごとに変わります。

制度名
老朽危険空き家等除却推進事業補助金
補助率
補助対象経費の5分の2
上限
50万円
対象
市の事前調査で、住宅地区改良法施行規則に基づく判定により老朽危険空き家等とされたもの。同一敷地に居住の実態がなく、抵当権等が設定されていないこと。売買で取得した場合は、取得から申請まで1年以上たっていることが条件。
受付状況
予算の範囲内。交付申請の前に、事前調査申請書の提出が必要。

公式ページ(2026年10月12日取得):https://www.city.uki.kumamoto.jp/toppage/ijuteiju/akiya/iju_akiya/oshirase_bank/2302195

熊本県の空き家解体補助金の一覧

空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・熊本県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。

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