茂原市の空き家率(2023年)
19.9%
空き家 9,240戸 / 総住宅数 46,320戸
千葉県茂原市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で19.9%です。 空き家数は9,240戸、総住宅数は46,320戸です。
総務省の区分による茂原市の空き家9,240戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
茂原市の空き家9,240戸の内訳では「その他の空き家」が4,650戸(50.3%)で最も多く、半分前後を占めています。売り出しにも貸し出しにも出ていない住宅が中心で、空き家率の高さがそのまま流通している住宅の多さを表しているわけではありません。売却用は1.0%で、売り物件として出ている住宅は統計上ほとんどありません。全国の平均像よりはっきり放置型に寄った内訳といえます。売りにも貸しにも出ていない住宅は、面での取り組みが前提になる量です。空き家の戸数としては、住宅ストック全体に影響する規模です。
茂原市の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)4,650戸のうち、一戸建ては3,730戸(80.2%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは750戸(20.1%)です。賃貸用の空き家4,140戸のうち、長屋建・共同住宅等は3,970戸(95.9%)です。
建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
茂原市の空き家9,240戸のうち、腐朽・破損があるものは1,200戸で、空き家全体の13.0%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
13.0%という水準は、全国の真ん中あたりにあたります。行き先の決まっていない住宅が半分前後ある以上、放置される期間が延びれば傷んだ住宅は増えていきます。傷んだ空き家は実数で1,200戸あり、面的な対策が前提になります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
茂原市の空き家率は2008年の16.8%から 2023年には19.9%へ、 15年間で+3.1ポイント変化しました。直近の調査ではほぼ横ばいです。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、千葉県全体は−0.8ポイント動いています。
4回の調査すべてで前回を上回っており、途中で頭打ちになった時期がありません。千葉県全体(−0.8ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。全国平均(+0.7ポイント)をやや上回るペースで水準が上がりました。「その他の空き家」の比重が高いだけに、率の上昇は放置される住宅の増加と結びつきやすくなります。19.9%になると、住宅ストックの余剰が意識される段階に入ります。
| 調査年 | 空き家率 | 空き家数 | 総住宅数 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2008年 | 16.8% | 6,890戸 | 40,930戸 | — | +3.7ポイント |
| 2013年 | 18.8% | 8,270戸 | 43,990戸 | +2.0ポイント | +5.3ポイント |
| 2018年 | 19.6% | 8,710戸 | 44,390戸 | +0.8ポイント | +6.0ポイント |
| 2023年 | 19.9% | 9,240戸 | 46,320戸 | +0.3ポイント | +6.1ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
茂原市の人口は、2026年の85,070人から2050年には63,935人(2026年比 −24.8%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
茂原市の空き家率は19.9%で、全国平均の13.8%より 6.1ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると211位(高いほうから約20%の位置)で、低い順では849位にあたります。
千葉県内では、40市区町村のうち空き家率が高い順で7位です。 千葉県全体の空き家率は12.3%で、茂原市はこれより7.6ポイント高くなっています。 千葉県で空き家率が最も高いのは勝浦市(41.0%)、最も低いのは浦安市(6.4%)です。
高いほうから2割以内に位置し、全国的にも空き家が多い地域です。千葉県内では上位3分の1に入ります。千葉県全体(12.3%)を7.6ポイント上回り、同じ都道府県のなかでは高い側に振れています。全国平均を6.1ポイント引き離しており、誤差の範囲では説明できない差です。千葉県は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。2050年の推計人口は2026年比−24.8%という減り方が見込まれています。
9,240戸の空き家がある地域では、売り出しても比較対象が多く並びます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。4,650戸という滞留は、地域の住宅市場の吸収力を超えかねない量です。使い道が決まらない住宅が半分前後ある地域では、早めに方針を決めた家から順に買い手・借り手が付いていく形になりがちです。空き家率がほぼ同じ山口県防府市(19.9%)も「その他の空き家」が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。一貫して上がってきた地域では、この流れが止まる材料があるかどうかが見どころです。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。
相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。
使い道が決まらない住宅が多い地域では、先に方針を決めた家ほど選択肢が残ります。この水準の地域では、条件面で譲れる範囲を先に決めておくと話が進みます。一定数は傷んだ住宅があるため、点検して状態を示せると有利です。人口減が見込まれる地域では、待つほど条件がよくなる場面は限られます。46,320戸の住宅がある地域では、価格や条件の差が結果を左右します。
空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ
| したいこと | 窓口 | 特徴 |
|---|---|---|
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出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・千葉県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。