南さつま市(鹿児島県)の空き家率

南さつま市の空き家率(2023年)

31.3%

空き家 6,010戸 / 総住宅数 19,190戸

全国平均より 17.5pt 高い
全国 28位 / 1,059市区町村(高い順)

鹿児島県南さつま市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で31.3%です。 空き家数は6,010戸、総住宅数は19,190戸です。

南さつま市の空き家データ

空き家率
31.3%
空き家数
6,010戸
総住宅数
19,190戸
全国平均(13.8%)との差
+17.5ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
28位 / 1,059市区町村
鹿児島県内の順位(高い順)
2位 / 20市区町村
鹿児島県の空き家率(20.5%)との差
+10.8ポイント

空き家の内訳

総務省の区分による南さつま市の空き家6,010戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
5,130戸
賃貸用の空き家
790戸
売却用の空き家
60戸
二次的住宅(別荘等)
30戸

南さつま市の空き家6,010戸のうち5,130戸、全体の85.4%は、賃貸にも売却にも出されていない「その他の空き家」です。相続や転居のあとに手つかずで残った住宅がこの区分の中心で、市場に出ている物件よりも、持ち主が使い道を決めかねている住宅の比重が大きい構成といえます。「その他の空き家」の割合は全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。空き家の13.1%が賃貸用の空室で、賃貸市場の影響は限られます。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の14.1%で、流通していない住宅が大半です。31.3%という高い空き家率では、内訳を見ないと数字の意味を取り違えかねません。

南さつま市の売りにも貸しにも出ていない空き家5,130戸は、何戸が一戸建てですか

南さつま市の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)5,130戸のうち、一戸建ては4,970戸(96.9%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは950戸(19.1%)です。賃貸用の空き家790戸のうち、長屋建・共同住宅等は610戸(77.2%)です。

その他の空き家のうち一戸建
4,970戸(96.9%)
そのうち腐朽・破損あり
950戸(19.1%)
賃貸用の空き家のうち長屋建・共同住宅等
610戸(77.2%)

建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損がある空き家

南さつま市の空き家6,010戸のうち、腐朽・破損があるものは1,010戸で、空き家全体の16.8%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
1,010戸
空き家数に占める割合
16.8%

16.8%で傷みが確認されています。総住宅数に対しては5.3%が傷んだ空き家にあたり、全国的に見て高い比率です。これだけの人口減が前提では、修繕して使い続ける前に需要の有無を確かめる必要があります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

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南さつま市の空き家率の推移(2008〜2023年)

南さつま市の空き家率は2008年の20.8%から 2023年には31.3%へ、 15年間で+10.5ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、鹿児島県全体は+5.3ポイント動いています。

直近の2023年調査では前回から5.2ポイント上がっており、5年のあいだに水準そのものが一段切り替わった形です。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。鹿児島県全体(+5.3ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。内訳では行き先未定の住宅が中心のため、上昇分はそのまま管理されない住宅の増加につながりやすい構成です。31.3%という水準になると、住宅を増やすより減らす方向の議論が中心になります。

10% 16.3% 22.5% 28.8% 35% 2008201320182023
南さつま市 鹿児島県平均 全国平均
調査年空き家率空き家数総住宅数前回調査比全国平均との差
2008年 20.8% 4,340戸 20,910戸 — +7.7ポイント
2013年 25.8% 5,230戸 20,250戸 +5.0ポイント +12.3ポイント
2018年 26.1% 5,320戸 20,360戸 +0.3ポイント +12.5ポイント
2023年 31.3% 6,010戸 19,190戸 +5.2ポイント +17.5ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

南さつま市の人口の見通し

南さつま市の人口は、2026年の30,620人から2050年には19,607人(2026年比 −36.0%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

南さつま市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・鹿児島県内での位置づけ

南さつま市の空き家率は31.3%で、全国平均の13.8%より 17.5ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると28位(高いほうから約3%の位置)で、低い順では1032位にあたります。

鹿児島県内では、20市区町村のうち空き家率が高い順で2位です。 鹿児島県全体の空き家率は20.5%で、南さつま市はこれより10.8ポイント高くなっています。 鹿児島県で空き家率が最も高いのは伊佐市(32.0%)、最も低いのは鹿児島市(15.3%)です。

南さつま市の空き家率は、全国1,059市区町村のうち高いほうから1割以内に入ります。鹿児島県の市区町村のなかでも指折りの高さです。全国平均を17.5ポイント引き離しており、住宅事情の違いは明確です。31.3%という水準は、住宅そのものが余っていることを前提に考える必要があります。住宅3戸に1戸が空き家という、かなり高い密度です。2050年の推計人口は2026年比−36.0%で、住宅の需要は明確に細っていきます。

市場に出ている空き家は14.1%にとどまり、売買・賃貸の実勢は統計から読み取りにくい地域です。5,130戸という滞留は、地域の住宅市場の吸収力を超えかねない量です。19,190戸の住宅を持つ自治体として、率と戸数のどちらで見るかで印象は変わります。行き先の決まっていない住宅が中心の地域では、売る・貸す・解体するのいずれを選ぶにしても、判断を先送りするほど選べる幅は狭まりやすくなります。空き家率がほぼ同じ千葉県鴨川市(31.3%)は別荘等の二次的住宅が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。直近で水準が跳ねた地域では、次の調査までの5年の動きが読みにくくなります。

南さつま市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。

相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。

行き先未定の住宅が多い地域では、同じ状態の家が周囲にも並びます。動くかどうかは状態と価格の差で決まります。大半が行き先未定という地域では、建物の状態と価格以外に差をつける材料が乏しくなります。住宅が大きく余っている地域では、複数の選択肢を同時に検討しておくほうが現実的です。これだけの減少が前提なら、早めに方針を固めたほうが選択肢は広く残ります。売買・賃貸に出ている住宅がほとんどない地域では、まず動かせるかどうかを確かめるところからになります。

空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ

したいこと窓口特徴
売る ラクウル 南さつま市の家の買取額を聞く 権利証や関係書類をなくした家でも、相続前でも相談できる。無料の調査のうえ買取査定金額を出してもらえる家の売却を考えている方が対象。開いた画面の上にある「メール相談」から申し込めます(入力は名前・電話・メール・物件の種別・都道府県・市区町村の6つ)。申込後に電話かメールで物件確認があります
壊して土地で売る 解体工事比較ナビ 解体費用を比べる 条件に合う業者3〜4社に絞って見積もり入力は名前・電話番号・住所の3つ。紹介された業者が現地を見て見積もります(立ち会い無しも希望できます)。費用はかかりません。徳島県・高知県は対象外です。
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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・鹿児島県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。

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