長崎市(長崎県)の空き家率

長崎市の空き家率(2023年)

17.9%

空き家 39,050戸 / 総住宅数 218,050戸

全国平均より 4.1pt 高い
全国 317位 / 1,059市区町村(高い順)

長崎県長崎市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で17.9%です。 空き家数は39,050戸、総住宅数は218,050戸です。

長崎市の空き家データ

空き家率
17.9%
空き家数
39,050戸
総住宅数
218,050戸
全国平均(13.8%)との差
+4.1ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
317位 / 1,059市区町村
長崎県内の順位(高い順)
11位 / 16市区町村
長崎県の空き家率(17.3%)との差
+0.6ポイント

空き家の内訳

総務省の区分による長崎市の空き家39,050戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
17,350戸
賃貸用の空き家
18,950戸
売却用の空き家
1,440戸
二次的住宅(別荘等)
1,300戸

長崎市の空き家39,050戸では、賃貸用の空室が18,950戸(48.5%)と最も多い区分です。募集中の空室が目立つ一方で、行き先が決まっていない住宅も一定数あり、賃貸市場の状況と住宅の放置が混じった内訳になっています。実数では17,350戸が売りにも貸しにも出ていない住宅で、全国でも上位の量です。募集中の賃貸空室について見ると、都市部ならではの規模です。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の52.2%で、流通は比較的活発なほうです。総住宅数は218,050戸で、空き家率1ポイントは2,181戸に相当します。率の小さな差が数千戸の違いになります。

長崎市の売りにも貸しにも出ていない空き家17,350戸は、何戸が一戸建てですか

長崎市の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)17,350戸のうち、一戸建ては12,920戸(74.5%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは4,310戸(33.4%)です。賃貸用の空き家18,950戸のうち、長屋建・共同住宅等は18,280戸(96.5%)です。

その他の空き家のうち一戸建
12,920戸(74.5%)
そのうち腐朽・破損あり
4,310戸(33.4%)
賃貸用の空き家のうち長屋建・共同住宅等
18,280戸(96.5%)

建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損がある空き家

長崎市の空き家39,050戸のうち、腐朽・破損があるものは9,070戸で、空き家全体の23.2%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
9,070戸
空き家数に占める割合
23.2%

23.2%で腐朽・破損が確認され、傷んだ住宅がまとまった塊になっています。傷んだ空き家は実数で9,070戸あり、全国的に見ても大きな老朽ストックです。総住宅数に対しては4.2%が傷んだ空き家にあたり、景観や防災の面でも意識される比率です。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

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長崎市の空き家率の推移(2008〜2023年)

長崎市の空き家率は2008年の15.0%から 2023年には17.9%へ、 15年間で+2.9ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、長崎県全体は+3.2ポイント動いています。

直近の2023年調査では前回から2.5ポイント上がっており、5年のあいだに水準そのものが一段切り替わった形です。全国平均(+0.7ポイント)をやや上回るペースで水準が上がりました。2008年と比べた変化は+2.9ポイントで、住宅ストックの余り方が明らかに変わっています。募集中の空室が多いぶん、アパートの新築や取り壊しでも率は動きます。17.9%という水準では、既存住宅の使い方を見直す局面に入っています。

10% 12.5% 15% 17.5% 20% 2008201320182023
長崎市 長崎県平均 全国平均
調査年空き家率空き家数総住宅数前回調査比全国平均との差
2008年 15.0% 31,980戸 213,310戸 — +1.9ポイント
2013年 14.7% 33,870戸 230,500戸 −0.3ポイント +1.2ポイント
2018年 15.4% 33,900戸 219,750戸 +0.7ポイント +1.8ポイント
2023年 17.9% 39,050戸 218,050戸 +2.5ポイント +4.1ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

長崎市の人口の見通し

長崎市の人口は、2026年の385,553人から2050年には280,138人(2026年比 −27.3%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

長崎市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・長崎県内での位置づけ

長崎市の空き家率は17.9%で、全国平均の13.8%より 4.1ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると317位(高いほうから約30%の位置)で、低い順では743位にあたります。

長崎県内では、16市区町村のうち空き家率が高い順で11位です。 長崎県全体の空き家率は17.3%で、長崎市はこれより0.6ポイント高くなっています。 長崎県で空き家率が最も高いのは新上五島町(31.6%)、最も低いのは時津町(7.1%)です。

上位3分の1に入る水準で、平均より明確に高い部類です。長崎県内では低いほうから3分の1に入ります。全国平均との差は4.1ポイントあり、平均より多いことがはっきり出ています。長崎県は47都道府県のうち上位のグループにあり、都道府県単位で見ても空き家が多い地域です。17.9%という水準では、買い手・借り手より住宅のほうが多い状態になります。2050年の推計人口は2026年比−27.3%という減り方が見込まれています。

全国有数の住宅数を抱える地域として、空き家の絶対量は小さな自治体と比べものになりません。39,050戸という空き家は全国でも上位の量で、需給の緩さがそのまま条件に響きます。17,350戸という滞留量は、需要側の数と比べても明らかに大きい部類です。募集中の空室と行き先未定の住宅が併存する地域では、貸すか売るかで結果が分かれやすくなります。空き家率がほぼ同じ熊本県芦北町(17.9%)は「その他の空き家」が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。直近で水準が跳ねた地域では、次の調査までの5年の動きが読みにくくなります。

長崎市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。

相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。

貸すか売るかで結果が分かれやすい地域なので、両方の試算を並べてから決めると失敗が減ります。全国有数の住宅数を抱える地域では、条件の近い物件がいくつも並びます。傷んだ住宅の比重が高い地域では、解体して土地として扱う選択肢も並べて考える場面が増えます。空き家率が高い地域では、売る・貸す・解体するのどれもすぐには決まらない前提で動くほうが安全です。人口減が見込まれる地域では、待つほど条件がよくなる場面は限られます。

空き家をどうするか、状況に合わせて選ぶ

したいこと窓口特徴
売る ラクウル 長崎市の家の買取額を聞く 建て替えができない土地でも相談でき、再建築不可物件・旧耐震・築古物件も買取の対象に挙げている。無料の調査のうえ買取査定金額を出してもらえる家の売却を考えている方が対象。開いた画面の上にある「メール相談」から申し込めます(入力は名前・電話・メール・物件の種別・都道府県・市区町村の6つ)。申込後に電話かメールで物件確認があります
壊して土地で売る 解体工事比較ナビ 解体費用を比べる 条件に合う業者3〜4社に絞って見積もり入力は名前・電話番号・住所の3つ。紹介された業者が現地を見て見積もります(立ち会い無しも希望できます)。費用はかかりません。徳島県・高知県は対象外です。
片付ける 不用品回収比較センター 処分費を比較 最大5社から見積り・会員登録不要・業者との連絡はメール完結会員登録は不要です。不用品回収のほか、空き家の片付け・遺品整理・生前整理・ゴミ屋敷清掃も選べます。
どうするか決める 空き家の窓口 解決プランを聞く 売却・買取も活用・賃貸もまとめて提案、査定・相談はすべて無料、遠方の空き家も相談できる現地に行けない遠方の空き家・実家の相談も受け付けています。
売れないのは値段のせいではないかもしれない — 再建築不可・共有持分・事故物件の出口名義が親のままの家に、登記の期限はあるのか — 相続登記の3年ルールと最大10万円の過料家財が残ったままの家、片付けは誰に頼んでいくらかかるのか — 遺品整理業者・不用品回収・粗大ごみの違い 一括見積もりで電話は何社から来るのか — 3〜4社に絞る仕組みと、申込後の流れ 相続した家に人が住むなら — 資料請求で何が届くか、そのあと電話は来るか

出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・長崎県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。

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